不思議な少年(5) (モーニングKC)

  • 講談社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063725391

作品紹介・あらすじ

終戦直後の日本に生きる家族を縛る「血」と「土地」。そこに一人の少年がいた。永遠の生を持って「人間」を見つめる不思議な少年が。

人間て不思議だ。歴史を繙(ひもと)き、不思議な少年のモチーフを研究する老いた民俗学者。40歳OLの再就職。日常が憂鬱に埋もれていく中、車窓からふと見えた奇妙な光景。独裁者によって支配された未来に、タイムスリップした力なき少年・ルキ。幸せな人生とは何か?少年と再会した老夫婦は、ある重大な選択をする。記憶の中で大きく輝く彗星。その再来によって蘇るのは、あの懐かしく大切な日々。

感想・レビュー・書評

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  • 昭とたけしとヨシ坊と がよかった。


    大昔の子供の頃の何気ないことを律儀にずっと覚えていることって自分はあるかな?

    ちょっと羨ましい3人。


    いや4人。

  • 当初に比べて題材が身近に感じられる。

    人間誰しもが訪れる、人生のターニングポイントに、少年はそっと現れるイメージ。

  • ●フランツカウフマン博士
    不思議な少年が酷すぎる!


    ●夫恭平、妻瑠璃子
    これでも幸せと言えるのかな。
    悲しくも幸せ。
    あれで終わるより。

  • ルキのキャラデザのインパクトが強い 妙に目に焼き付く。

  • 人間は永遠を選ばないのか。
    人間の本質をめぐる旅

  • 場所と時間を超え神出鬼没に現れては消える金髪の不思議な少年。

    「フランツ・カウフマン博士」「40歳のOL村山香」「ルキ・イスカリオテ」「夫・恭平、妻・瑠璃子」「昭とたけしとヨシ坊と」
    この巻は5エピソードを収録。
    歴史の中の少年の存在に気付く博士や、まったく40歳に見えない(笑)ツルンとした顔のOLさんやらが登場します。

    永遠ではないと時を必死で生きる「人間」。
    そしてそれをときに優しく、ときに残酷な態度で見守る永遠の存在「少年」。
    ぜひ、彼らの魅力に触れてください。

  • 2009.コンプリート開始!

  • あまりに残酷な話ばかりになっているので、山下和美は何か苛立ちを抱えているのかな?? あんまりこれが続くと読みたくないなあと思っていたが、最後の1ページが凄い!!
    何というカタルシス。
    チーム萌えの私には極上の体験だ。山下和美やはりあなどりがたし。

  • この5巻
    結構面白いstoryが3話くらいあるかな。

    特に【004】は
    第17話 「夫・恭平、妻・瑠璃子」が一番キタ。

    このstoryをどうとるのか、とらえるのか
    これについて、議論をかわしたくなる。

    数回読み直したけれど
    どう解釈していいのか、悩む。

    恭平と瑠璃子は何を望んだのか。
    どうしてそれを選ぶのか。

    メンバーたちには直ぐに読んで貰い
    お酒を交えて、色々と各々の考えを聞きたいと思う。

    • team-idaさん
      読むわ!!

      久しぶりにログインしてみたらブクログにいろいろな機能が追加されていて浦島太郎な【005】でした。
      読むわ!!

      久しぶりにログインしてみたらブクログにいろいろな機能が追加されていて浦島太郎な【005】でした。
      2010/08/16
  • ・歴史を繙(ひもと)き、不思議な少年のモチーフを研究する老いた民俗学者
    ・40歳OLの再就職。日常が憂鬱に埋もれていく中、車窓からふと見えた奇妙な光景
    ・独裁者によって支配された未来に、タイムスリップした力なき少年・ルキ。幸せな人生とは何か?
    ・少年と再会した老夫婦は、ある重大な選択をする。
    ・記憶の中で大きく輝く彗星、その再来によって蘇るのは、あの懐かしく大切な日々

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著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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