福助(1)

伊藤静

• 講談社 (2007年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[あさひさんの感想 · 2013年10月12日]

願いを叶える幸福の神様『福助』。
力を使うたびに福助が年老いていきます。
お伽話によくあるように、便利な力は欲を煽り、却って不運な結果になることも…。
でも福助と暮らす生活自体が救いであるのなら、若さを消耗する力を無闇に使うことは望まなくなるのです。
幸せとは何かという話。
なかなかの良作です。

[Sevenさんの感想 · 2010年5月24日]

全2巻読了。とても不思議で、魅力的な作品。2巻で完結だけれど、1巻と2巻は違った主人公なので別な話だと考えた方がいいかも。人間の欲と、人間の業。実に考えさせられる作品だった。

[ねり蔵さんの感想 · 2009年3月21日]

初単行本でこれは凄い…。
幸せを与える福助と、彼に出会った人達の背景や
御守様と福助のエピソードとか、
みんなそれぞれのお話に繋がっていて
そういうの大好き。

人に幸せを与えることで死に近づいていく福助の
悲しみや喜びまで愛しいです。

[さとやんさんの感想 · 2007年5月6日]

雑誌で読んで面白かったのでコミックスになって即買い。しかし、1？　私終わったと勝手に思ってました。いまもう続きやってるの？　福助が悲しくも愛しいです。