ジパング(29)

  • 講談社 (2007年5月1日発売)
3.75
  • (14)
  • (19)
  • (30)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 232
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784063725964

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 月下の激闘。日米艦隊、ついにサイパン沖にて全面対決! ――月明かりの下、砲弾飛び交い水煙噴き上がる混乱に乗じ、草加は「大和」奪取の機会をうかがう。「みらい」のレーダーはその瞬間(とき)を逃すまじと「大和」の艦影を追いつづけるのだが……!?(Amazon紹介より)

  • マンションで読む。

  • (2007.07.16読了)
    サイパン島沖、マリアナ海戦が始まろうとしています。
    アメリカ艦隊にあと50キロの地点で、日本海軍の電探は、アメリカ艦隊を捉えることができた。日本海軍の艦砲は、目視による射撃、米軍の艦砲は、レーダーと連動した射撃。従って、米軍は、敵と接近する前に艦砲射撃ができる。
    このままでは、接近する前に日本軍は、米軍からの射撃でダメージを受けてしまう。
    日本の軍艦は、偵察用に水上飛行機を積んでいるらしい。滑走路はなく、レール上のものから打ち出すような形で離陸させる。
    日本軍は、水偵を飛ばし、水偵からアルミ箔をばら撒いて、米軍レーダーを無力にする作戦に出た。60年後の資料を利用した草加拓海の考えた作戦だ。
    米軍と日本軍の接近戦が繰り広げられる中、大和では、原爆の準備が始まる。
    負傷した鴻上大尉の意を受けた倉本上等兵長が準備に走るが、米軍からの攻撃で死亡。鴻上大尉自身が指揮を執るしかなくなった。
    大和の原爆準備に邪魔な兵士たちには、炊事係が薬(抗癲癇薬フェノバルビタール)を入れたお結びを配給し無力状態にしてある。
    (2007年7月16日・記)

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1948年、広島県尾道市生まれ。本名は川口開治。明治大学で漫画研究会に在籍、在学中の1968年「ヤングコミック」掲載の「夜が明けたら」で漫画家デビュー。卒業後は本格的に劇画作品を執筆、竹中労とのコンビでは本作のほか、「博徒ブーゲンビリア」などを描く。「ハード&ルーズ」で人気を得、87年「アクター」、90年「沈黙の艦隊」、2002年「ジパング」で講談社漫画賞を3回受賞、2006年には「太陽の黙示録」で小学館漫画賞と文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受けるなど、五十年余にわたって第一線で活躍する。他の代表作に「イーグル」「僕はビートルズ」「空母いぶき」など。

「2023年 『黒旗水滸伝 大正地獄篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

かわぐちかいじの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×