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- / ISBN・EAN: 9784063726497
感想・レビュー・書評
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オノ・ナツメさんの短編集。
父と子、兄弟、同僚、上司と部下など男同士の関係を描いた6編。
「箱庭」が一番きれいにまとまっていたな~。
娘がアメリカ人男性と結婚した父の話。嫌いじゃないけど優しくもできない…という不器用な人だけど箱庭づくりが趣味というところからも繊細さがうかがわれる。婿さんも一生懸命でかわいい人だった。
「湖の記憶」は個人的には一番好きな話だけど、ちょっと後半説明がちになってしまっていたのが残念。前後編くらいでじっくり描くくらいがちょうどよさそうな内容。でもあえて1話で終わらせるからこういう読後感にできたのかな、という気もする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常に独特な、スタイリッシュな、ちょっと無機質とも思える画に似合わず、中身は人情ばなしっぽい。ちょっとSF的な視点の入った「湖の記憶」あたりが似合うかな。
この短編集自体は、ほろりとする良い本ではあったと思うのだけれど、この作者の長編というのが想像つかず。引き続き集めたい気持ちにはならなかったかな。 -
絵の雰囲気と優しい感じのお話がめっちゃ好きなりました。
設定も場所も違う物語のどれもが、凄い上手にまとめられていて凄っ思いました。 -
警官のジェラートのお話と、日本人父と外国人婿のお話がほんわかしました
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人間模様
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6編からなる短編集。たった28ページの「長靴」は、こんな短さなのにホロリとした。どれも続きが読みたくなる珠玉の短編集。
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オノ・ナツメ、初の短編集!!
「男たちのこころのつながりや友情は、気付くと今まで描いた漫画の中によく出て来てたのですが、今回はそれをメインテーマに6編。これは本当に思いいれが深いシリーズです」オノ・ナツメ
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本屋で見かけてからずっと気になってた人。
イラストが好み。味があるっていうか、本棚に並んでるとつい手に取りたくなる絵。
シリーズ物買って失敗したくないという不思議な気持ちから(周りに持ってる人がいないから前評で判断できなかった)、短編集を買ってみた。短編集というのは、質っていうかそういうのが、良くも悪くも出てくるから。
で、よかった。
いっそ色々買い集めたい。なんていうか、余計な台詞とか説明がない。そして微妙な表情で読み取らせるっていうか、見せてくれる。
つか可愛い。ちっさいおっさん可愛い。おこさま可愛い。 -
オノナツメはもはや職業。
何を思って描いているんだろう。