へうげもの(7) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063727272

作品紹介・あらすじ

あるときは信長、秀吉、家康に仕えた武士。またあるときは千利休に師事する茶人。そしてまたあるときは物欲の権化。戦国~慶長年間を生き抜いた異才・古田織部。甲冑、服飾、茶、陶芸、グルメetc. お洒落でオタクなこの男こそ、日本人のライフスタイルを決めちゃった大先輩だ!!


茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将・古田織部。天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千利休から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。山上宗二の死。伊達政宗との遭遇。小田原征伐に従軍した織部の運命が揺れる。生か死か、武か数奇か、それがますます問題だ!!

感想・レビュー・書評

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  • 秀吉公は信長公の遺志を継いでゐるのであった。
     「藝術の一環としての政治」を行ふ為のえげつない陰謀をかましまくった千利休は、偉大なる弟子古織へなんか吐露する。
     伊達政宗の描写が異常。

  • 宗二を、わび数寄の芽を奪われた利休の恨み、そう「恨み」を描く。石田三成の忌むべきキャラもうまい。その三成にたてつき、現場を尊ぶ織部がかっこいい。

  • 自分の中では哲学書。

  • 夫の蔵書。
    利休が業火に焼かれる巻。愛弟子が秀吉に殺され、その首を見たことがショックで金蠅の幻覚が見える…。

    小田原城攻めで降伏した北条氏直とその父北条氏政(生首)が出てきた。ゲーム「戦国無双5」に出てきたのは北条氏康で氏政の父…などと北条家の系譜をなぞったりした。

  • マンガ

  • 古田織部、最高!

  • 利休真っ黒やな

  • 読了。

  • 織部は武人として生きるか、数寄者として生きるか?

    続きが気になる終わり方だった。

  • 小田原の陣。伏線が絡み合いハラハラ。宗二無念。

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著者プロフィール

1968年、新潟市生まれ。大学在学中、「ちばてつや賞」に『大正野郎』で入賞。同作品でコミックモーニング(当時)よりデビュー。『デカスロン』『度胸星』『ジャイアント』など、斬新な着想、大胆な描写で、一歩先ゆく野心作を続々発表。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作『へうげもの』では、実在の武将茶人・古田織部の生涯を描き、「日本人」の価値観を深く掘り下げる。そして興味の対象は「文化」から「文明」へ、五百年前から五百年後へ。『望郷太郎』のはてしない旅が始まった。

「2023年 『望郷太郎(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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