- Amazon.co.jp ・マンガ (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063727524
感想・レビュー・書評
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カイのピアノの演奏がメインです。ショパンの気持ちをそれぞれが汲み取り演奏し、それを審査員が評価する。
演奏者も審査員もそれぞれですから、各個人がどのようにショパンを思うかは自由ですが、それを他人に求めることは違いますよね。自国のためという名目はわかりますが。
ショパンは別にしても、カイの演奏はみんなに届いたみたいで会場はてんやわんやしていましたが。
そして、一次予選の通過者発表。それぞれの思いを胸に発表が行われましたが、カイと雨宮は無難に。しかし、アダムスキがまさかの敗退となりました。作中の通りでしたらひどいものです。カイのピアノと阿字野先生との約束と、どこまで通用していくのか楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ショパンコンクールの話。
2013.11.13読了 -
雨だれの解釈。カイがどれほどのものを背負って生きてきたのか。カイの演奏シーンは1ページ1ページめくるのが惜しい。阿字野の闘いも。そして、アダムスキが。。。
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ショパンコンクールの1次選考がカイの演奏をクライマックスとして終了。
連載期間が不定期である為にその間隔が開き過ぎる難はあるものの、節目の盛り上げ方にはやはり引き込まれるものがあります。
のだめが音楽から離れた部分に進んで長編での間延び感を漂わせ、倦怠感を誘うのに対し、ピアノに焦点を集中し、ピアニストの葛藤や歩みをカイを中心にして描いている事が、演奏描写の味わい深さを醸し出しているのかもしれません。
ピアノの森の方はまだ読んでいてピアノの調べが聴こえてくる様な気にさせられます。
不定期連載による時間の消耗、ピアノについてのみ描かれる物語に興味の薄い方には辛くて投げ出してしまいたくなるのかもしれませんが、カイが一人立ちするまでを見守りたいと私は感じますし、近年の数多ある作品の中では奇を衒っていない名作かと感じます。 -
青少年たちが自分の壁を乗り越えてゆくさまを、ドラマチックに表現してる。
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カイのピアノの後半戦。人生のあらゆる経験はパワーとなりうる。カイの育った環境でもショパンの気持ちにたどり着くことはできるのだ。
そして審査。コンクールで人が審査するという性格である以上、やはり日本でのコンクールと同様、審査員の沽券の維持やナショナリズムや好みが反映されるものだ。そのような生々しさが描かれている。 -
は...早く次を!
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登場人物設定はすごいありがちなんだけれども、私はとっても感動しながら読んでいます。修一さんほんと頑張れ!!って思いながらも、やっぱり聴いてみたいのはカイ君のショパンなんだよなー。続きも楽しみです。
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完全に雨宮目線。鍵盤を拭くくだりがつらい、つらすぎる。みんな上手なら一番なんて決めんでいいよ...ってそれがストーリーってもんだけど。そうわかっても、胸が痛くて楽にしてあげたいとリアルに思うのは、漫画のキャラクターが特別素晴らしいからだろうか。
わたしは某オーケストラ漫画より断然こっち派!あっちは留学してから特別つまんなくなったけど、ピアノの森はずーっと面白いなあ。でもいかんせん所有するには、巻数が多すぎる・・・。