東京怪童(1) (モーニング KC)

  • 講談社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063728132

感想・レビュー・書評

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  • 望月ワールド(仮)

    一巻を読んで
    内容を忘れないうちに書き留めておく。

    まず、一巻を読むだけでは作者が何を言いたいのかを探っても読み取るのは雲を掴むようなもの。まして、雑誌で読んでいたならば尚更。

    しかし、必ずオチは用意している。過去の作品を読んできてそう思える漫画家。

    一巻目はその不思議な世界観を堪能すべき。

    続きを読んでみてまた見方が変わるかも…

  • 脳の疾患・障害によって、一般人とは物の見え方が違う、
    あるいは誤解を招く言動に走りがちでトラブルが絶えない、
    そんな子供~若者たちの話。
    1巻では、各人の症状と周囲への関わり方と共に、
    中心人物ハシ(19歳♂)が描くマンガの内容が話中話として本編にリンク。
    みんな孤独だが、徐々に心情を吐露し、他者と関わりを持とうとし始める。
    絵そのものが能弁で、説明的ではないので読みやすい。
    しかし「ひとりぼっちの“まりちん”(6歳♀)」は、
    医師や看護師を、どう認識しているのだろう。

  • 設定がまずすごいです。絵もきれい。ストーリーは先がよめない感じだけど、のめり込んでしまいました。すばらしいです。

  • この人の絵、好きだなぁ。

    ストーリーも変わってる。

    少しの説教臭さもあるけど面白い!

    よくあるパターンマンガに飽きた人に…

  • 古本屋を巡り巡ってようやく見つけました。普通の本屋で売ってたら僕は発狂します。『ちいさこべえ』から望月先生の作品に手を出したのですが、東京怪童はとてもシュールで面白いです。2巻を読む。

  • 「僕の人生は最高に最悪だ。それでも世界はうごいてる。」
    むちゃくちゃ面白い。

  • 個人的にこの漫画はもうひとつの「バタ足金魚」だと思う。
    そして最高傑作じゃないかと。

  • ハシは思いついたことをなんでも喋ってしまうけれど,その喋りに独特のグルーヴが有り,キャッチャー・イン・ザ・ライとかを思い出したよ,つまり病気という状況を利用することによって素晴らしく詩的なセリフ回しが実現されていた。ようするに東京怪童はハシの病的な喋りという形式を利用した詩なのだとも言えるわけだがそこにはハナの艶めかしいラインをした脚だったりハナがオルガスムスに達する表情だったりが背景に有り,映画のような階層の厚みを持つ詩となっていたわけだね。

    ミネタロウになってから随分作風変わったなあ。峯太郎時代のほうが好きかもしれない。

  • 絵が好き。
    二回読むと味わい深い。

    「お前に足りないのは人を信じる心だな 皆 自己中で嘘つきでくだらない人間だと お前は他人も自分と同じだと思ってる
    しかしそれはお前だけだと そうは思わないのか?」

    「一見まともに思える人が一番ズレてるどうしようもない人かもよ そういう事ってあるでしょ」

  • ナポレオン・ダイナマイトがおる

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著者プロフィール

1964年、神奈川県生まれ。84年講談社ちばてつや賞優秀新人賞を受賞し、85年「ヤングマガジン」でデビュー。同年『バタアシ金魚』を連載開始。主な作品に『バイクメ~ン』『お茶の間』『鮫肌男と桃尻女』『ドラゴンヘッド』『万祝』『ずっと先の話』等がある。また『ドラゴンヘッド』で第21回(1997年)講談社漫画賞、第4回(2000年)手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞している。

「2018年 『犬ヶ島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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