- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063728224
作品紹介・あらすじ
佑河樹里は失業中の28歳。家では父・貴文と兄・翼、じいさん三代のダメ男がヒマを持て余している。ある日、甥・真が翼とともに誘拐される。身の代金を渡す期限に間に合わなくなった時、じいさんは佑河家に代々伝わるという「止界術」を使い、世界を“止めた”。 だがあり得ないことに、救出に向かった先で樹里たちは自分たちの以外の“動く”人間に襲撃される。そしてパニックの中、異形の存在「管理人」が現れ、襲撃者の一人の頭を捻り潰した。
謎の宗教団体・真純実愛会にさらわれた家族を救うため、樹里たちは祖父がひた隠しにしてきた術を使い森羅万象が止まった世界「止界」に飛び込む。 だが、誘拐犯たちのアジトに乗り込んだ樹里たちは、自分たちと同じく、止界の中で動ける者たちに遭遇する。 異形のモノが跋扈する世界を抜けて、元の日常に戻れるのか?
感想・レビュー・書評
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時が止まるってのはありがちな設定ですが、これはディテールも凝っていて、とても良いです。なんでもありの世界はやっぱりつまらないですから。
物語も先が気になります。
どう落とし前つけるのかが、楽しみです。 -
『人間ひとりひとりに流れる時間』
をテーマに驚異の新人がSFを舞台に大暴れ。
いやはや口では説明しがたい。
時間を止める『止界術』を使える主人公一家と
宗教団体を名乗る謎の団体との戦い。
止界中での設定やバックに芯が通っていて
ほんとに新人か?と疑うほどブレがない。
僕らが『時間を止める』って考えるのとは
一味も二味も違った設定があって
時間という大きな相手だけでなく
ひとりひとりに流れる時間に焦点を当てている気がします。
なかなかに誰が悪者って決めつけれない展開が
ただの少年漫画的バトル物に堕ちる事から遠ざけている
かなーり熱いSFアクションサスペンスっす。 -
主人公一家全員無職な家庭環境のムード、及び宗教団体側のDQNっぷりがたまらんw
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数ページの『刻刻 番外編 —300日後—』コミック未収録
第1巻の帯コメント: 水木しげる
新鋭が描く異界道遥綺譚
「近年最高点!80点!!!絵、上手だ···。漫画は絵だけじゃなくては文章も書けると強いんデス。なかなかオモクロイね(笑)。」
第2巻の帯コメント: 伊坂幸太郎
俊英が放つ、Sei-Fi クロノ サスペンス
太鼓判「最近、『何か面白い漫画ありますか?』と質問されると、
まっさきにこの作品のことを口にします」 -
「止界」内は「無音」が紙面から伝わって来る。