刻刻(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 849
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063728224

感想・レビュー・書評

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  • 現実的な窮地を漫画的な力で脱出する導入も十分に面白いが、その無敵感、安堵感があっさり崩れるチンピラがゾロゾロ入ってくる2話のシーンは非凡。ここは混乱しながら戦慄しながら興奮する感覚だった。
    ここの凄さは2つの恐怖を同時に並列させているところ。つまり、「なんでこいつら動けるんだ?」という得体の知れないものに対する恐怖とヤクザ・チンピラという現実的な脅威に対する恐怖。同じ条件であるなら主人公サイドは何の力もない(このゾロゾロ時点では)市民なわけで、その事実を知らされまた震える。例えばこれがいかにも能力者然と佐河や間島が入ってくるとかだったらここまで好きじゃなかっただろうな。
    勿論この後も面白いけど世界の謎が把握できるにつれ良作くらいにはおさまっていく印象。
    とはいえその中でも読者を飽きさせないようあの手この手を尽くしてる。
    キャラひとりひとりの設定がうまい。雇われのチンピラたちも単なる書割の存在ではなく、各々の感情や意思がちゃんとある。
    それがまた展開のアヤになっていったりする。
    また主人公サイドにも頭のキレる人間はおらず、じいさんや樹里ですらミスしたり頭が回らなかったりする普通の人。これも絶妙。
    始まりが唐突で意味不明なシーンがあるんだけど、あとから読み返すと細かい布石や言い方があったりしてまた楽しめる。

    岩明均の影響は明らかで寄生獣や七夕の国のいろんな要素を感じさせる。
    また画面感は新井英樹、人物のアップは沙村弘明や山崎さやかのように見えることもある。

  • 時が止まるってのはありがちな設定ですが、これはディテールも凝っていて、とても良いです。なんでもありの世界はやっぱりつまらないですから。
    物語も先が気になります。
    どう落とし前つけるのかが、楽しみです。

  • 説明なしに突如日常から引き離される理不尽さ、真純実愛会の不気味さ、あまりにも装備不足な心もとなさ、そして何より止界の不可解さ。続きが気になる。すごく気になる。

  • おもしろい。

  • 4巻まで読んだけど
    石が木の中に隠してあったのは萎えた

    持ち運ぶのが不可能なレベルの重さならともかく
    片手で持てて服の中に隠せるような石を
    なんで持ち歩かずに敵に割れてる家の近くに隠すんだよ

    移動や戦闘が多かったから隠すのはまあいいとしても
    持ち歩く→ランダムに隠す→回収するのループだろ普通

    生死に関わるレベルのアイテムなのに
    管理できない場所に置きっぱなしなのは変
    話の流れ上実愛会に石を渡すためなんだろうが
    ご都合主義すぎた

  • 『人間ひとりひとりに流れる時間』
    をテーマに驚異の新人がSFを舞台に大暴れ。

    いやはや口では説明しがたい。
    時間を止める『止界術』を使える主人公一家と
    宗教団体を名乗る謎の団体との戦い。
    止界中での設定やバックに芯が通っていて
    ほんとに新人か?と疑うほどブレがない。

    僕らが『時間を止める』って考えるのとは
    一味も二味も違った設定があって
    時間という大きな相手だけでなく
    ひとりひとりに流れる時間に焦点を当てている気がします。
    なかなかに誰が悪者って決めつけれない展開が
    ただの少年漫画的バトル物に堕ちる事から遠ざけている

    かなーり熱いSFアクションサスペンスっす。

  • 主人公一家全員無職な家庭環境のムード、及び宗教団体側のDQNっぷりがたまらんw

  • 確かにドキドキするけど、少し気持ち悪い。

  • 佑河樹里は失業中の28歳。家では父・貴文と兄・翼、じいさん三代のダメ男がヒマを持て余している。ある日、甥・真が翼とともに誘拐される。身の代金を渡す期限に間に合わなくなった時、じいさんは佑河家に代々伝わるという「止界術」を使い、世界を“止めた”。 だがあり得ないことに、救出に向かった先で樹里たちは自分たち以外の“動く”人間に襲撃される。そしてパニックの中、異形の存在「管理人」が現れ…(Amazon紹介より)

  • 1~8巻+300日後 2017年12月10~11日
    【変な気持ち悪さ】
    いきなり始まるストーリー、襲われる翼と真
    なんの情報もなく進んでいき、混乱もせず、雰囲気で読んでいても理解できるので、難しくはありませんでした。

    佐河の生まれかわりに誕生した『ぼく』
    もちろん生まれた赤ん坊に罪はないが、気持ち悪くないのかな。平和に終わるエンディングなのだが、シコリの残る終わり方にも感じた。

    ・佐河は、自分の内蔵を残して何がしたかったのだろうか。生まれかわったとしても自分の考えは残るとでも考えたのか

    絵で苦手に感じる方もいると思うが、
    内容はかなりのめり込めるストーリーになってますので、絵だけで判断してしまうのは、勿体無いです。

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プロフィール

広島県生まれ。高橋のぼる氏と能條純一氏に師事。連載デビュー作『刻刻』で一躍注目を集め、同作はマンガ大賞2011にノミネート。最新作『ゴールデンゴールド』が、このマンガがすごい2017〈オトコ編〉 第5位に入り、マンガ大賞2018にノミネートされる。

「2018年 『ゴールデンゴールド(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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