カレチ(1)

  • 講談社 (2009年12月1日発売)
4.13
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784063728644

みんなの感想まとめ

人情味あふれるストーリーが展開されるこの作品は、昭和40年代の国鉄を舞台に、新米カレチ(乗客専務車掌)の成長と人との交流を描いています。規則遵守が求められる鉄道の仕事の中で、時には柔軟な対応が感動を生...

感想・レビュー・書評

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  • 古き良き国鉄時代の新米カレチ(乗客専務車掌)が繰り広げる人情味あふれる話が良い。このマンガ当たりだった! 宮脇俊三氏の文庫を同時に読んでいるだけに、九州方面の寝台特急の話に感慨深いものがあった。

  • 京都駅で雷鳥の写真を撮ったのを思い出した。

  • 1-3+

  • 2015.11.11

  • 心温まるね!

  • 鉄道の仕事は規則遵守が第一だが、それを超える対応があったときに感動が生まれる。そんな話が全編にわたって散りばめられている。
    舞台は昭和40年代の国鉄でノスタルジックではあるが、あくまでそれは背景であって、テーマではないと感じた。こういうストーリーはマニュアル主義の現在だからこそかみしめたい。

  •  カレチ(旅客列車長)の主人公を中心に国鉄で働く人々を描く(レビューは全巻を通して)。

     仕事への愛、プライド、責任感。仕事をするとはどういうことかが伝わってきて、職業教育に非常に使える内容になっている。
     元々は鉄道のイラストレーターで43歳で漫画家デビューした池田邦彦さん。電車が好きというだけでなく、鉄道で働く人達への愛が感じられる。
     最終章では国鉄民営化の苦悩が描かれている。JR北海道の問題が問われる現在、改めて民営化が正しかったのかを考えるきっかけもこの本は与えてくれる。

     電車好きの小中学生に読んでもらいたい鉄道と仕事の名作漫画。

  • 良くも悪くも、国鉄は「古かった」んだなと思う。
    いいことばかりじゃなかったとは思うけれど、こんな伝え方があってもいいと思った。

  • 13/09/24、ブックオフで購入。

  • 新米カレチ(客扱専務車掌)、荻野が様々な先輩や同僚、お客さんと出会いながら鉄道というものについて考え、また自分らしい乗務を模索していく読み切りシリーズの単行本。

    鉄道が守らなければならない定時性は、ときにお客さんや乗務している人間を苦しめることがある。何かを得ようとすると何かを失わなければならない…それが人の世の常ではあるけれど、荻野は多くの人とふれあいながら両者をどこまでも追い続けようとする。

    一作一作、感動の作品の連続です。同時に収録されている簡易委託駅の女の子のお話も素敵。おすすめです。

  •  昭和40年代後半。まだまだ未熟だけれども常に乗客のために身を削る新米カレチ・荻野の奮闘を描いた読みきりシリーズ。

     暖かい絵柄で描かれる、鉄道に関わる人間の決意がとても気持ちがいいです。仕事がイヤになった日はこれを読みたいな、と思いました。荻野カレチみたくひたむきに頑張ってみよう、という元気が貰える気がします。

     絵柄は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、柔らかく、雰囲気があって私は大変良いと思いました。

     収録作『RAIL GIRL~三河の花~』がまた素晴らしかったです。

     短編漫画でありながら、主人公である女の子の成長や、。特に、雨中のシーン(詳しく書けませんが)は白眉。傑作だと思います。

  • 「カレチ」とは長距離列車に乗務する客扱専務車掌を指す、国鉄内部の呼称なのだとか。国鉄の頃の鉄道を舞台に繰り広げられる物語。すっかり虜になった。
    鉄道自体というよりは、登場人物の仕事の取り組み方に感動させられる部分が多い。人物一人一人にしっかり血が通っていて、作者のものの見方と人生経験が活かされている非常に骨太な作品。書きたいものがしっかり全面に出てきているので、画の巧拙は全く気にならない。何度か読んでいるうちに本当に泣けてきた。

    「業務連絡書」
    「車内改札」
    「運転停車」
    「指導車掌」
    「車掌弁」
    「ニレチ」
    「臨時停車」

    題とそこから展開された物語に、作者池田さんの題材への愛情がわかる。自分がこういう作品が好きなのだなとしみじみと再認識した。後は、自分の仕事への取り組み方の中途半端さも。

  • 「国鉄時代」がよかった。というのは単なる「ノスタルジー」か。
    車両はきれいになり速くなり、目的の駅について、降りたホームで顔を洗わなくてもよくなった(いつの時代や)。分割されて、長距離列車がなくなっていく。
     「あのころはもっとなんとかならんのか」と思っていたはず、それが「あのころはよかった」にかわってくるのはなぜ。

    「あのころはよかった」とおもいださせてくれる一冊。
    若い人には、わからないところもあるだろうけれど。

  • 「モーニング」にて間歇的に掲載されてゐた漫画ださうです。
    私は店頭で単行本を見て初めてその存在を知りました。

    タイトルの「カレチ」、この用語の意味を知る人は案外少ないのではないでせうか。
    私はなぜか子供の頃から知つてゐましたが、「旅客専務列車長(リョカクセンムレッシャチョウ)」の略号であります。要するに国鉄(現JR)の専務車掌です。普通の車掌さんは「レチ」で、それよりも格が上なのであります。
    ちなみに車掌長は「レチチ」とよびます(レチ長)。言ひにくいのであります。

    この漫画では、昭和40年代の国鉄を舞台に、新米カレチである荻野くんの奮闘ぶりが描かれます。
    荻野くんは、普段は何となくぼやあーとした感じの青年ですが、困つてゐる乗客に遭遇すると看過できない性格で、それが原因でベテラン運転士や老駅長などと衝突したりします。
    しかし彼の、乗客のためにベストを尽くす姿勢は周囲の皆が一目置くところのやうです。

    さて、荻野くんの勤務する特急列車が雪で遅れてゐます。途中の停車駅で接続するローカル線に乗換を要する女性がゐました。危篤の母にどうしても会つて言ひたいことがある...しかし彼女一人のために、雪の中を必死に定時運転に努めてゐるローカル線を長時間待たせる訳にはいかないのです。
    そこで彼は乗換客が21人ゐる、と水増しして報告します。もちろん処分は覚悟の上です。ローカル線列車は待つてゐてくれましたが、彼の水増し報告を知つて...荻野くん、大ピンチですが、そこで予想外の展開が!

    鉄道の現場が舞台になつてゐますが、全くメイニアツクではありません。
    ほろりとする人情物語が中心となつてゐますので、非鉄にもおすすめです。まあ、出来すぎたストーリーと言へば言へなくもないですが、一所懸命の荻野くんに免じて一読あれ。

    http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-93.html

  • 国鉄時代の熱血カレチ(客扱専務車掌)の笑いあり涙ありの活躍を描いた鉄道コミック。馴染みの無い国鉄の制服と地味めの絵。なんだかなぁと思いながらも不思議とハマってしまった。水戸黄門的なお約束結末が安心して楽しめます。

  • 長距離列車に乗務する客扱い専務車掌の通称と。昔の国鉄のほのぼのとした、しかし熱い人間模様が懐かしい。

  • 仕事に対してのプロフェッショナルとは、どういうことかを教えてくれる。

    女性の描き方が可愛らしいのも◎

  • 確かに国鉄にはこんな人がいたイメージがあります

  • 今年は鉄モノを読みたいな、と。
    お借りした本でしたが、これ、鉄モノというより感動モノでしたー!
    かーなーり、じわっとくること多数。
    弘兼憲史の「人間交差点」を思い出すような内容でした。
    まだまだJRが「国鉄」だった頃の時代のお話です。

  • 国鉄時代の車掌さんのいろいろなエピソードを漫画化。車掌さんサイド
    から見た作風が新鮮で面白いです。絵の方は決して上手くはないけど、味のあるタッチでこれも良いかと思います。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。鉄道関係のライターとして長く活躍していたが一念発起し、漫画作品の投稿を始める。第54回ちばてつや賞一般部門で大賞を受賞し、43歳で漫画家デビューを果たした。代表作は『カレチ』(全5巻)、『甲組の徹』(全1巻/共に講談社)、連載中の『国境のエミーリャ』(小学館)他多数。

「2023年 『艦隊のシェフ(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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