- Amazon.co.jp ・マンガ (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063729542
作品紹介・あらすじ
森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!
ショパン・コンクール2次審査最終日。4人目の奏者として、ついにカイが登場! 幼いあの日、阿字野とかわした”約束”を果たす日がやってきた。──そして審査結果発表。
感想・レビュー・書評
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よもやこの展開…!
痛いところ突いてくるんだよなあ…
ダイナミックにご都合かと思えば、指に棘の刺さったかのような繊細な、現実的な苦い展開を入れてくる。
それがこの本が続いてる理由なのかも知れない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
雨宮。。。どうなる?
乗り越えるんだ。頑張れ -
2020.9.12市立図書館
ショパンコンクール第2次審査も大詰め、ポーランドの新星シマノフスキの圧倒的な演奏から休憩を挟んでいよいよカイ、最後にもうひとりの日本人向井。紛糾する審議、そしてファイナリストの発表まで。
コンテスタントの心理の綾、審査員の本音…コンクールの迫真もすごいが、カイ(と母親)を「森の端」という狭い世界から断ち切り誰にも手を出せない存在に育てよう覚悟する阿字野に打たれる。しばらく忘れていたけれど、これはどうしようもない格差社会の呪縛から抜け出そうという話なのだった。阿字野の熱意に応え、コンクールの応募条件の変更も味方になってカイは道を切り開いていく。その意味では、プライド高い本人の知らぬところで(養)父親が裏でなにか画策しているらしいパン・ウェイの物語も気になる。
それにしても、佐賀先生…ニブすぎるよ
167 絶対的優勝候補、誕生
168 カイのマズルカ
169 森へ!!!
170 ”世界へ”の約束
171 カーテンコール
172 第2次審査、終了
173 審議は踊る
174 審査の資格
175 ファイナリスト
176 一人になりたい
177 「おめでとう」は言わない
下田コラム①ショパン国際ピアノ・コンクール
②カイの演奏と楽曲について -
2次が終わりファイナリスト12人が選ばれた。カイくんも向井くんも通ったのに雨宮くんダメだった。
でも雨宮父はもっとダメ。母の方が雨宮くんの心に寄り添えてる。
続きはどうなるのかなぁ? -
ショパンコンクール2次予選。カイのピアノが会場を魅了する場面では思わず涙がにじんだ。
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ショパン・コンクール2次審査最終日。レフ・シマノフスキが奏でる“ポーランドのショパン”は、聴衆に彼の優勝を確信させる。30分の休憩をはさんでもなおシマノフスキの余韻の残る会場に、4人目の奏者として、ついにカイが登場!幼いあの日、阿字野(あじの)とかわした“約束”を果たす日がやってきた。――そして審査結果発表。12名のファイナリストに選ばれるのは!?(Amazon紹介より)
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雨宮くんは…自分を解ろうよ。自分と言う人間を。自分のない人間は他者に共感するのが難しくなってしまうんだよ。自分さえちゃんとしていれば何事からもチョッカイ出される事はないと言うのは傲慢に近い。あなたがそこに存在しているだけで、誰かに影響を与えているかもしれないんだから。人は、逆にどう頑張ろうと透明人間にはなれない。自分が居る事の意味を生まれ落ちた瞬間から感じなければならなかったカイの苦悩を本気で考えた事があるんだろうか。その環境がカイに特別なものを与えていると思っていないか?
雨宮はカイと関わり合えるのなら、とピアノを弾いていたのではなかったか?それがいつから「カイを負かす事がピアノを弾く事」になってしまったんだろうなぁ。 -
ショパンコンクール二次予選。ピアノ・ソナタを聞きながら読む。カイは力を出し切れてよかった。音楽性を順位付けするのは難しいことですが、審査では、思惑や主張が交錯します。ハラハラしましたが、ファイナルに進めてよかった
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ピアノしているから、すごくはまったけど、展開が遅い感じがする