- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063729702
作品紹介・あらすじ
Y大経済学部教授、柳沢良則。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。
安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、道
路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者の、克明で愉快な記録である。
100年前からあなたのそばにいた。時空を超えた夫婦の静かな愛の物語・第212話「ずっとあなたが」。かと思いきや、第211話「みんなの番長」では、最後の番長が柳沢良則だという衝撃新事実判明! イッツ・ア・バライエティな6篇収録。
感想・レビュー・書評
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2024.8.29市立図書館
図書館のコミックコーナーでみつけて、少しずつ読みすすめているなつかしの名作。
地元のコミックコーナーに並んでいたのは文庫版12巻までだったので、その先は他館からコミック版とりよせとなる。コミック版30巻の初出はモーニング(2010)。
カインくんが反政府暴動にゆれる祖国に戻る決心をする208話、ふしぎな問題児村主英美との再会を描く210話、華子が番長に憧れる211話がおもしろかった。212話も正子さんの一炊の夢という感じでよかった。
第207話 進化する表情(かお)
第208話 立ち入れない人生
第209話 わたしのおうじさま
第210話 会えないあなたへ
第211話 みんなの番長
第212話 ずっとあなたが詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後のエピソード、博士が執事になってしまうお話が、なんだかグッときた。オチがとてもほんわかとする。山下マジックと言ってもいいと思う。
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実家で、20年ほどまえに購入した「傑作選2」を読み返していたら、急にもっと読みたくなって本屋さんへ走る。
当時は、世津子みたいにいろいろなことにナーバスになったり、木津憑いたりしていたな~
今は、お母さんの心境に近いかも。
ちょっと心と目が乾いたときには、即効性あり -
この巻だけ買ってしまった。教授の妹と花子のエピソードが大好き。
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大好きなシリーズももう30巻。
長いね〜。文庫版も持ってるけど。
今でも面白く興味深いってゆーのがすごいと思う。
人間っていいなって思わせてくれる。 -
色々てんこ盛りの巻。
教授のツメエリは卑怯だと思う。いろんな意味で。 -
もしかしたら彼らは相容れないんじゃないか。
そう思う登場人物たちも、教授を架け橋に、最後には良い具合にすべてがおさまっている。
教授はだれの在り方も否定しない。
なぜそう在るかを考え、疑問をもち、とことん追究しようとする。
柳沢教授をはじめ、ふとした日常を彩る、多才な年代の登場人物がこのシリーズ最大の魅力。
目の前の人間に興味をもって接すること。
それがひととの距離を縮める近道である。
そんな、あたりまえのようで忘れがちなことを気付かせてくれる作品。