天才 柳沢教授の生活(30) (モーニング KC)

  • 講談社
4.30
  • (14)
  • (15)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 147
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063729702

作品紹介・あらすじ

Y大経済学部教授、柳沢良則。道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。
安くてうまい“さんま”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。本書は、道
路交通法を遵守し、自由経済の法則に忠実な学者の、克明で愉快な記録である。


100年前からあなたのそばにいた。時空を超えた夫婦の静かな愛の物語・第212話「ずっとあなたが」。かと思いきや、第211話「みんなの番長」では、最後の番長が柳沢良則だという衝撃新事実判明! イッツ・ア・バライエティな6篇収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2024.8.29市立図書館
    図書館のコミックコーナーでみつけて、少しずつ読みすすめているなつかしの名作。
    地元のコミックコーナーに並んでいたのは文庫版12巻までだったので、その先は他館からコミック版とりよせとなる。コミック版30巻の初出はモーニング(2010)。

    カインくんが反政府暴動にゆれる祖国に戻る決心をする208話、ふしぎな問題児村主英美との再会を描く210話、華子が番長に憧れる211話がおもしろかった。212話も正子さんの一炊の夢という感じでよかった。

    第207話 進化する表情(かお)
    第208話 立ち入れない人生
    第209話 わたしのおうじさま
    第210話 会えないあなたへ
    第211話 みんなの番長
    第212話 ずっとあなたが

  • 「立ち入れない人生」
    カインは戦うために国へ戻る・・・
    普段は無表情な柳沢教授が涙する場面は心にグッとくる。
    カインが無事に教授にレポート提出できる日がくるといいのにな。
     
    柳沢番長!
    黒い学ラン着てほしかったっ!

  • ながく続いているからこそでてくる、かすかな変化がものすごく面白いです。
    そして、それを意識してかいているのが、上手いなぁと思います。

    進化する顔の話そのままの面白さ。
    作者が、このお話のツボをしっかりおさえてかいているのがわかります。

  • 最後のエピソード、博士が執事になってしまうお話が、なんだかグッときた。オチがとてもほんわかとする。山下マジックと言ってもいいと思う。

  • 実家で、20年ほどまえに購入した「傑作選2」を読み返していたら、急にもっと読みたくなって本屋さんへ走る。
    当時は、世津子みたいにいろいろなことにナーバスになったり、木津憑いたりしていたな~
    今は、お母さんの心境に近いかも。
    ちょっと心と目が乾いたときには、即効性あり

  • ある夫婦の静かな愛の物語(帯より)
    子供の結婚に動じたところを見せなかった教授が華子(幼稚園児)の結婚話に動揺を見せます。
    いつも変化の少ない教授、どの動揺に動揺する世津子(末娘)
    変化の少ない教授の表情は、毎日見てる母にとっては豊かな表情だったようです

    あと、軍服(白詰襟)姿の若い頃の教授も載っています。
    これは惚れるw

  • この巻だけ買ってしまった。教授の妹と花子のエピソードが大好き。

  • 大好きなシリーズももう30巻。
    長いね〜。文庫版も持ってるけど。
    今でも面白く興味深いってゆーのがすごいと思う。
    人間っていいなって思わせてくれる。

  • 色々てんこ盛りの巻。
    教授のツメエリは卑怯だと思う。いろんな意味で。

  • もしかしたら彼らは相容れないんじゃないか。
    そう思う登場人物たちも、教授を架け橋に、最後には良い具合にすべてがおさまっている。
    教授はだれの在り方も否定しない。
    なぜそう在るかを考え、疑問をもち、とことん追究しようとする。
    柳沢教授をはじめ、ふとした日常を彩る、多才な年代の登場人物がこのシリーズ最大の魅力。

    目の前の人間に興味をもって接すること。
    それがひととの距離を縮める近道である。
    そんな、あたりまえのようで忘れがちなことを気付かせてくれる作品。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山下和美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×