へうげもの(12) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 612
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063729825

作品紹介・あらすじ

あるときは信長、秀吉、家康に仕えた武士。またあるときは千利休に師事する茶人。そしてまたあるときは物欲の権化。戦国~慶長年間を生き抜いた異才・古田織部。甲冑、服飾、茶、陶芸、グルメetc. お洒落でオタクなこの男こそ、日本人のライフスタイルを決めちゃった大先輩だ!!

朝鮮戦線泥沼化。キリシタン大弾圧。海外侵略と内政混乱、豊臣政権内憂外患。数奇の玉座を目指す古田織部は、わび、さびと一線を画す「乙」の境地に開眼。「めぎゅわ」なやきもので日の本を統一すべく、日夜物欲と創意をたぎらせる。日ごと病み衰える秀吉に死期が近づく。唯一の「友」として、己は何をするべきか。織部が選んだはなむけは、「贅」の男にふさわしい「祭り」であった。

感想・レビュー・書評

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  • 息苦しさと閉塞感の漂う中で、天下におのれの「数寄」をしめさんとする織部。そのへうげものが、まさに逝かんとする「友」へ贈る最後のはなむけ。そして、やはり最期はあのひとのもとで。

  • クライマックス間近やね!

  • マンガ

  • 本卷寫到秀吉過世,最後織部實現男子漢的約定讓秀吉看到他其實是有很多朋友的,這段實在好感人。雖然看過文庫版,但讀到這裡還是有新的感動。

  • 豊臣秀吉、ついに死す。古田織部らしい最後のお見送りで良い終わりかただった。徳川家康が息子秀忠に「たとえ我らと価値観は違えども、信長公が負うはずだった労苦を一人で背負うた殿下の気概は恐るべきるべきもの。」と豊臣秀吉に語っていたが、これは確かに的を得た論評だと思った。
    古田織部、最高!

  • 秀吉逝く。 臨終のBGMが、新日本ハウス リフォームCM曲ってのがまた酔狂。 難波のことも 夢のまた夢。

  • 12

  • 「こ……こうやるんだ……己が理想の実現はこうやるんだわ……!!」今の政治家や官僚にたくさん居そう……居るよなぁ。

  • 読了。

  • 秀吉との約束をはたそうとする織部。常に腹のさぐりあいをしている武士ですが
    この友の気持ちは本物であってほしい、と切望します。
    太閤が没するシーンは泣いた。

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著者プロフィール

1968年、新潟市生まれ。大学在学中、「ちばてつや賞」に『大正野郎』で入賞。同作品でコミックモーニング(当時)よりデビュー。『デカスロン』『度胸星』『ジャイアント』など、斬新な着想、大胆な描写で、一歩先ゆく野心作を続々発表。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作『へうげもの』では、実在の武将茶人・古田織部の生涯を描き、「日本人」の価値観を深く掘り下げる。そして興味の対象は「文化」から「文明」へ、五百年前から五百年後へ。『望郷太郎』のはてしない旅が始まった。

「2023年 『望郷太郎(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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