- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063731279
作品紹介・あらすじ
最愛の姉を悪霊に殺された過去を持つ翔平は、復讐を誓い姫山高校心霊探偵部の扉を叩いた。拝金主義の花岡隊長とマイペースなカエのパシリ兼、霊感犬2号のエサ係という屈辱に耐えつつ、ようやく姉を殺した悪霊の手がかりをつかんだ翔平は、心霊探偵部の面々と共に黒首島に渡る。翔平の母の故郷でもあるその島は、恐るべき因習に今なお支配されている悪霊と悪鬼の巣窟であった‥‥!! 異才・押切蓮介が少年漫画の限界に挑む、猟奇と戦慄の肉弾ホラーアクション!
心霊探偵部の面々が乗り込んだ悪霊の棲む孤島、黒首島。そこでは、悪霊"ミダレガミ"を神と崇め、毎年12月31日のおおつごもりに生け贄を捧げる因習を今なお残していた。翔平は、今年の生け贄に選ばれた少女・紗由と共に、悪霊を使役し島を支配する鉄(くろがね)一族に拉致されてしまう。鉄一族の「煉獄部屋」で翔平が見たものとは‥‥!?
感想・レビュー・書評
-
主婦3人組。執事。「焔の眼」に登場したお嬢様的なユエ。
など濃いキャラのオンパレード。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すっと読めて好き。攻撃の貯め方もかっちょいい。
-
「彼岸島」×「三國無双」?<br /><br />うぉおおおお、ミスった!<br />「ゆうやみ特攻隊」は、一巻を読んだだけで投げてしまっていたが、二巻以降の黒首島編がむっちゃくちゃ熱い。<br />細部はどうでもいいくらい熱い。<br /><br />主人公・辻の姉の敵の霊・ミダレガミを討ち滅ぼすべく、最強の霊能力者の弥依部長ひきいる心霊探偵部は、人身御供の風習の残る孤島・黒首島に乗り込む。その空気感はまさに「彼岸島」。そして襲い来るきみわっるーい亡者どもを、ばったばったと粉砕していく天下無双の部長の姿には「三國無双」のような爽快感を味わえる。次から次へと迫る危機、分断される探偵部。この先どうなる!?<br /><br />って感じ。<br />あーおもしれー
-
奥様3人がめちゃくちゃ怖いです。でもうまい作り方ですね。が、気になるところで終わりました。気になります。
-
少年シリウス連載作品だから、カテゴリは「少年」でいいんだよ…な?
部長じゃねえ、隊長と呼べ!と怒鳴る最強の女子・弥依、頭脳派のカエ、そして主人公であり幼い頃悪霊に姉を殺された過去を持つ翔平。3人合わせてお化け八つ裂き部…じゃなかった、悪霊皆殺し計画部…じゃなかった、心霊探偵部。1巻の導入部をふまえて、2巻からは舞台が禁忌息づく小島へ。
確実にドロドロと、グログロとした展開になっていくけど、この作品の場合ここぞというところで弥依がカタルシスを与えてくれるので鬱気分にならなくて済むと思う。翔平も、少しずつだけど精神的に強くなっているから「役に立たねぇ主人公だな!」という気分にならないし。
反対に、鬱気分をゴリゴリあおるのは同じく押切作品の「ミスミソウ」です。
無駄に躁気分になるのは同じく押k(略)「でろでろ」です。 -
怒涛の展開
-
花岡隊長が頼もしくてしかたない日々(桜井のりお先生・談)。
ああ花岡隊長は頼もしい。「頼もしい」という言葉はこの人のためにあるかのようだ。この人の頼もしさ自体が純粋にこのマンガの楽しさになってしまうほどだ。
ここで描かれているのはあまりにも危険で禍々しく救いのないような世界だが、隊長さえいてくれればきっと何とかなる。そう思えてしまうのは、もはや信仰である。
陳腐な言い回しをすれば「恐怖」という神を信仰する村(劇中でも隊長につっこまれてましたが)を、花岡隊長という異教の神が物理的に蹂躙するというミニ聖戦の構図にもなっていて、狙いだとしたらものすごく斬新な気がする。
閉鎖的な村の「異教化」を描いた話はいくらもあるが、閉鎖的な村に物理的な破壊を持ち込んで異教化するという、定義通りの聖戦を描いた話となるとちょっと思いつかない。こうやって字にするととんでもない話だな。今までなかったわけだ。
こういうムチャクチャな話をシリアス寄りなエンターテイメントとして成立させる異様なバランス感覚は、ギャグもシリアスもいける押切蓮介先生の真骨頂でもあるだろう。
それにしても押切先生が描く女の子の透明感のある美しさはなんとしたものか。カバー下で「おそろしくてチビりそうだわーっ!」と最高の笑顔で言うカエさんも色々な意味でたいがいだが、鉄家の翠(すい)のエロ可愛さときたらどうなの。なあ、おい!
翠がやってることは相当えげつないわけですが、あまりに見た目が可憐すぎてこの子が花岡隊長によってボコられる光景というのがいまひとつ想像つかない。
それとも今回の月(ゆえ)のように、やられる場面では思いきり憎たらしく下賤な顔になるのだろうか。それはそれでなんか複雑な気分だ。
著者プロフィール
押切蓮介の作品





