将国のアルタイル(5) (シリウスKC)

  • 講談社
4.17
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063731859

作品紹介・あらすじ

脅威の新人、待望の初連載スタート!

ここではない世界、いまではない時代。
将軍(パシャ)と呼ばれる為政者たちの治める
草原と砂漠の国・トルキエ将国。

隣国・バルトライン帝国との戦争から12年、
交易で得た巨万の富をもって復興を遂げたトルキエに、
再び帝国の魔の手が迫る・・・。

就任10日目の新米将軍・マフムート、犬鷲・イスカンダルを相棒に
国家間に渦巻く陰謀と策略を切り裂く!

トルキエの衛星国家群の一つのムズラク将国を訪れたマフムート。だが、彼の知らぬ間に祖国に新たな火種が生まれていた!同じ祖先を持ち、大トルキエとして共存してきたはずの四将国が反旗を翻したのだ!その影には暗躍するのは……。緊迫する情勢の中、マフムートに非情な命令が下される!!

感想・レビュー・書評

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  • 初っ端からザガノスがかっこよくて満足度が跳ね上がります。基本的に言ってることは怖いのですが、キレ者であるのは明らかで何より見た目が百点満点にかっこいいので何企んでても応援してしまいます。
    キュロスさんとアビリガさんのおかげでマフくんの身の安全が大幅に改善されましたね。特にアビリガさんがチートレベルになんでもできるものだから、そりゃただでさえ故郷の恨みがあるっていうのに尚更キュロスさんの態度も頑なになりますね…。
    前の巻でも言われていましたが、マフくんの度胸はいつも凄まじい。バラバンとの会談でさすがに緊張はしていたようですが、ナンパされてもきっぱりはっきり言い返す姿は身も心も綺麗ですね。
    典型的な野心家のバラバン、非常にわかりやすくて嫌いじゃない。こういうタイプが主人公になるとそれはそれで面白いことになりそう。
    近くにいたら胃が痛くなりそうなサルジャとザガノスのネチネチした言い合い好きです。ザガノスのいつでも攻めの姿勢でゴリゴリ主張してしかも意見を通してしまう有能っぷりが気持ちいい。有能と言えば、カリル将軍も上司としてすこぶる有能ですね。「元気にやってるの?」と優しく言いながらも仕事のためならば甘やかさない、むしろスレイマンの方が身内なだけに甘いところがあるようで、マフくん使用許可申請シーンの三人のマフくんに対する扱いの違いが楽しい。
    ザガノスさん、マフムート軍人のことが好きなわけじゃ絶対ないんだからねっとわざわざスレイマンに釘を刺したりすると私のような人種は裏の裏の裏を読み始めてしまいますよ。
    23話扉絵の寝落ちマフくんが可愛すぎてどうしたらいいのかわかりません。
    宮殿脱出劇の緊張感とスピード感が素晴らしい。敵の罠も味方の作戦も簡潔でわかりやすいので、読むテンポを落とさずにスイスイ読めるから面白いです。
    前巻の感想で剣では負けまくってると書きましたが、マフくんめちゃくちゃ強かった。人質がいたり予想外のことが起きるとものすごくデバフがかかるものの、普通に戦えればめちゃくちゃ強かった。見くびってて申し訳なかった。
    スレイマンいつでもかっこよくてずるい…!なんですか、ピンチに颯爽と現れるラクダの王子様ですか。アイシェさんと同乗するのがマフくんというのが地味に可愛いポイントでした。
    アニメで履修済みではありますが、ここから超熱くなるわけですね、ワックワクです。

  • 再読です。
    ムズラク将国のバラバン様がかっこ良いです。
    虎を連れているのも素敵。
    陰謀もいっぱいです。

  • ようやく舞台は将国へ。

    トルキエではない将国の実情と内情。

    マフムートの多難で苦難な物語。

  • 腕の立つ護衛、獲得

  • 4巻未読(見つからない)のまま5巻。

    さて、従者も増えて、誰?なんて思いながら読み始めました。
    こういう続きものって1冊読んでないだけで何この疎外感…

    アイシェ様はやはり美しいのでしょうね。
    美形多い。
    で、バラバンのおかげでマフムートくんも美形認定が見事にされたわけですが。良かった。あのレベルで美形じゃないとかだったらこの世界怖すぎる。

    ザガノスさんは、本当に色々と見えていますね。
    目と耳の質がいいのかな、やっぱり。

    何よりも嬉しかったのは、マフムートが祖国が自分に課したものをちゃんと理解しているということ。
    やっぱりこういうのちゃんと本人の口から聞けると嬉しくなります。

    サルジャさんが何か臭いそうな気もするのですが、フェイク的なものですかね。だったらいいんだけども。
    ただ、この人の言葉はどこか胡散臭いというか薄っぺらいというか。
    ザガノスを引き立たせるためにそうであるのか、ただの平和ボケなのか。それとも別の思惑があるのかで判断が分かれそうですね。

    マフムートが以外と強かったのに驚きました。
    いや、将軍になるくらいだから、ある程度強いのは当然なのかもしれませんけども。そう考えると、ザガノスさんも結構強いんですかね。サルジャさんも。

    それにしても、相変わらず詰めが甘くて何よりですよ、マフムート。脅威はちゃんと排除いしていかないと…ああ、またこの人自分の首を絞めるようなことするんじゃないかと気が気じゃないです。
    多分、マフムートの従者もこんな気持ちなんだろうかなぁ・・・・

  • マフムートの諸国見聞の旅、と思ってたら、ここにきていきなり国政の陰謀のど真ん中に巻き込まれましたな。

    トルキエ中枢でもいろんな陰謀が渦巻いてて、政治ってどうしてこう仄暗いんだろう!

    けど、物語としては俄然面白くなってきた。
    続きが気になって仕方ない。

    でも、同時に登場人物もかなり増えて、相関関係がわやくちゃになりそうで怖い…。

  • バルトライン帝国に対抗するため、帝国の側に転向しつつある盟邦ムズラク、クルチュ、ブチャク、バルタの四将国の将王をすべて変えなくてはならない。マフムートは、反将王勢力を集めて武力による内乱を指揮しなければならなくなる。
    崇高な理想を持ちながら、圧倒的な現実の前に非情なことをやらなければならないという、ストイックなヒロイズムがある。
    一筋縄では行かない国家間の駆け引きが熱い。

  • 従者二人が愛らしくて愛らしくて。


    なんか絵が見辛くなった??

  • ハヌム・ハイシェちゃんがクール美人かわいい!

    今巻では宗主国であるトルキエと衛星国であるムズラク、クルチュ、ブチャク、バルタの5つの将国でなんやかんやあるというお話だよ!




    以下ネタバレ--------------











    ポイニキアという難攻不落の国が帝国に落とされて各国に動揺が走り、
    トルキエもそれに備えるべく5国で最も大きく権威のある会議を開いた。
    この会議は今まで宗主国と属国という立場上毎回形式だけであり、
    トルキエに反対をだすものはいなかった。
    今こそ帝国に対するために絆を強固にしなければならない、
    という時に衛星国4国が全部反対の意をだした!
    それが祖国に不利になることは自明のはずになぜ?
    それはつまり…という感じでルイさんマジ策略の天才すぐる。

    このままではまずいので内部反乱により現政権転覆を狙うとか
    もうマフくんが工作要員となっておりますな。
    自分の目で見聞を広げていってる途中だけど、
    確かに今の4国の王様だとやばいかも、と工作の任務を受けることに。

    とにかく政治が面白い

  • カトウコトノ

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著者プロフィール

カトウ コトノ
6月15日生まれ。双子座。O型。新潟県在住。
月刊少年シリウス2007年4月号に掲載された、第5回シリウス新人賞入選作「アナスタシアの親衛隊長」でデビュー。
月刊少年シリウス2007年9月号より「将国のアルタイル」を連載中。
2017年に第41回講談社漫画賞<少年部門>受賞。


「2022年 『将国のアルタイル(25)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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