reinouさんの感想
2016年12月29日
「倫子」「萌果」「涼風」の三篇。 ①「倫子」は教育実習生倫子と、涼風・大和が絡む物語。 ②「萌果」。漸く大和と両思いになれた萌果だが、すれ違いで、不安一杯で…。その中で大和との初デートを考えるが…。 ③「涼風」。箱根温泉の旅に出た旭湯メンバーだが、大和のドジで涼風が、相も変わらずまじギレ。どうなることやら。 個人的には、②が印象深い。特に、本巻刊行時点で、2人の結末がついていたので、なんとも辛かった。 元来、「萌果」にはあざといところもあるので、女性には人気がないのだろうな、と思いつつも、一途懸命な「萌果」推しだったので…。
◎藤咲 あゆなジュニアノベル作家。駒澤大学法学部政治学科卒業。日本脚本家連盟ライターズスクール所属中に、集英社の青年漫画大賞(現 YJ青年漫画大賞)原作部門で準入選し、漫画原作者としてデビュー。1994年には女性向け小説誌「Cobalt」ノベル大賞において、1994年下期コバルト読者大賞を受賞し、小説家としても活躍。おもな代表作『戦国姫』シリーズ、『新島八重ものがたり -桜舞う風のように-』(集英社みらい文庫)、『新・歴史人物伝 土方歳三』(駒草出版)ほか多数。 「2018年 『新・歴史人物伝 織田信長』 で使われていた紹介文から引用しています。」