- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063737028
作品紹介・あらすじ
ロボットと人間の違い。それは恐怖する心。人間並の感じる心がほしいアトムは、お茶の水博士の反対を押し切り、一度だけ人工心臓を装着することに。しかしそれは今までになかった恐怖心も覚えてしまい…。
感想・レビュー・書評
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・アトムってほんとに強いんだな…そっか…
・あとあんなにアトムは優しい心を持ってるのに”芸術を理解する心”(っていうのか分からんが)を持っていないっていうの、マジで手塚治虫の妙だな…って思った
・それにもこれにも、ちゃんと理由がある
・あとこのときから、連載中は手塚治虫の代筆で描いてる漫画家がいて、単行本化のために書き直したってのあってスゲエ…ってなった -
“「ぼくはめったなことで病気はしないんだ
だけどこの病熱にゃまいったァ」
「そらァ手塚さんだってただの人間だ 病気ぐらいしなきゃァ」
「くそォ なんとかして原稿をかいてやる 死んでも幽霊になってかいてやるぞ」”[P.116_アルプス決闘の巻]
「ブラック・ルックスの巻」が最後にぶわってくる。
「ゲルニカの巻」
「若返りガスの巻」(原題「生きている隕石の巻」)
「冷凍人間の巻」(原題「なぞの冷凍人の巻」)
「黄色い馬の巻」(原題「人工衛星W47の巻」)
「アルプスの決闘の巻」
「アトラスの巻」
「テストパイロットの巻」
「ミドロが沼の巻」(原題「美土路沼事件の巻」)
「ロボット爆弾の巻」(原題「□□□□からきた男の巻」)
「幽霊製造機の巻」
「ブラック・ルックスの巻」
「ふしぎなボールの巻」(原題「浮遊生物エロス族の巻」) -
人間並の感じる心がほしいアトムは、お茶の水博士の反対を押し切り、一度だけ人工心臓を装着することに。
しかしそれは今までになかった恐怖心も覚えてしまい…。 -
「ぼくはアトムをぼく自身最大の駄作の一つとみているし、あれは名声欲と、金儲けのために書いているのだ」という手塚治虫先生の辛辣な言葉を思い出し、『鉄腕アトム』の中に見られる作者の苦悩を探るというもうひとつの読みかたを、手塚ファンはしなくてはならないと思うのです。
それはつまり、単なる勧善懲悪の物語に終わらせたくない、優等生アトムの活躍だけに終わらせたくない、ロボットの視点から捉えた人間の弱さ、醜さ、命のはかなさのようなものを作品で現したかったけれどもできなかった、というところにあると思うのですが…。難しい漫画です。 -
2巻も半ばぐらいになると、コマも大きくなって、だんだんと読みやすくなってきます。
石ノ森 章太郞、桑田 次郎と、いろんな人がかかわっていて、やっぱりすごいなぁと思います。
よみやすくなっていったのは、そういういろんな風が、作品の中に入っていったせいかもしれません。 -
<初出掲載>
『ゲルニカの巻』 少年 1955年お正月大増刊号
『若返りガスの巻』(原題「生きている隕石の巻」) 少年 1955年2月号~9月号
『冷凍人間の巻』(原題「なぞの冷凍人の巻」) 少年 1955年7月号
『黄色い馬の巻』(原題「人工衛星W47の巻」) 少年 1955年10月号~1956年2月号
『アルプスの決闘の巻』 少年 1956年1月号
『アトラスの巻』 少年 1956年3月号~7月号
『テストパイロットの巻』 少年 1956年9月号
『ミドロが沼の巻』(原題「美土路沼事件の巻」) 少年 1956年8月号~11月号
『ロボット爆弾の巻』(原題「□□□□からきた男の巻」) 少年 1956年12月号~1957年8月号
『幽霊製造機の巻』 少年 1957年1月号
『ふしぎなボールの巻』(原題「浮遊生物エロス族の巻」) 少年 1957年10月号~12月号 -
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