鉄腕アトム(5) (手塚治虫文庫全集 BT 5)

手塚治虫

• 講談社 (2009年11月11日発売)

作品紹介・あらすじ

ホットドック兵団の衝撃の正体とは！？　月ロケットを狙う、謎の存在・ホットドック兵団。隊長の４４号は敵であるはずのヒゲオヤジに懐かしさを感じる。その裏には、残酷で悲しい真実が隠されていた！

感想・レビュー・書評

[sakopyさんの感想 · 2024年11月24日]

前書きに
描かれる
なんでもない作者の一言が好き
乱歩に影響を受けた作品
を描いて
手塚治虫に影響を受けた作品が誕生して
作品が
世界が
繋がっていく

[solala06さんの感想 · 2023年7月30日]

・植物人間である宇宙人…それが今人知れず雪山のどこかで咲いているっていうのがええやん…ロマンやん…
・飼い犬の神経だけが残された人型サイボーグ…す、凄い…時代を先取りしすぎている…
・それが結局は犬型のサイボーグに戻るっていうのが、ね…手塚治虫なんだよなあ…
・息子が父親の作ったロボットで、それが定期的に年を重ねた容姿にモデルチェンジしてるっていうのが…すごい…
・それでいてその父親もロボットだったんだよ！ってオチが…えぐいなあ…
・手品師ロボット…それが更に2号機？によって世代交代…すごいアイディアだ…
・その星の生き物に寄生する宇宙人…SF映画やん…
・「パノラマ島奇譚」に「ウエストワールド」…どちらも名作だけど、手塚治虫の手にかかるとこうなる、と…
・ロボットにも意志や感情があるから、奴隷のように扱うのも、いたずらに醜悪な外形に作り上げるのもかわいそうだ…と、なるほど…その発想が手塚治虫…
・アトムが事あるごとに「地球最高のロボット」「世界最強のロボット」と評価されてるのが…アトムってちゃんと凄いんだってのが分かって…いいな…

[猫武炸成さんの感想 · 2021年7月14日]

＜TEZUKA OSAMU THE COMPLETE WORKS : ASTRO BOY＞
　　
Cover Design/中村忠朗(ARTEN)
ﾃﾞｻﾞｲﾝ/ARTEN

[Ｐニャンさんの感想 · 2010年12月23日]

ホットドック兵団の衝撃の正体とは！？
月ロケットを狙う、謎の存在・ホットドック兵団。隊長の４４号は敵であるはずのヒゲオヤジに懐かしさを感じる。その裏には、残酷で悲しい真実が隠されていた！

人気作「ホットドック兵団」収録

[りんさんの感想 · 2010年5月10日]

「ロボットだって人間だ！」

というのは、やっぱり、日本に手塚 治虫がいたから、ごく普通に感じるのだと思います。
初期のアイザック・アシモフにもあったけれど、アレは、思考実験的なところが強い気がします。後期のアシモフは、手塚 治虫と同じ境地に達していましたが。　

[ピヨピヨさんの感想 · 2010年4月18日]

「ぼくはアトムをぼく自身最大の駄作の一つとみているし、あれは名声欲と、金儲けのために書いているのだ」という手塚治虫先生の辛辣な言葉を思い出し、『鉄腕アトム』の中に見られる作者の苦悩を探るというもうひとつの読みかたを、手塚ファンはしなくてはならないと思うのです。

それはつまり、単なる勧善懲悪の物語に終わらせたくない、優等生アトムの活躍だけに終わらせたくない、ロボットの視点から捉えた人間の弱さ、醜さ、命のはかなさのようなものを作品で現したかったけれどもできなかった、というところにあると思うのですが…。難しい漫画です。

[kiyosiさんの感想 · 2010年3月24日]

『植物人間の巻』

『ホットドッグ兵団の巻』

『溶鉱炉の怪人の巻』　

『第三の魔術師の巻』

『宇宙の寄生虫の巻』

『ロボットランドの巻』　

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」