- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063737271
作品紹介・あらすじ
独自の解釈で描く、手塚治虫版「新選組」!新選組へ入隊した少年・深草丘十郎は、父の仇を討つべく剣の修行に励む! 近藤勇、沖田総司、坂本龍馬など剣客たちとの出会いを通じて、少年は成長していく…。
感想・レビュー・書評
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先日読んだ 萩尾望都さんの影響を与えた中の作品の一つに
挙げられていたので気になって読みました。
新選組そのものというのではなく
その時代にいた
父親を殺されて そのかたき討ちをする青年が主人公でした。
友情もあるけど 苦悶しながらも命令に従う。
この組の中で生きていく青年。
何が正しいのか 間違ってるのか
葛藤しながらの 成長でした。
手塚先生は 多ジャンルに渡って色々描かれているのですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『君とゆきて咲く 〜新選組青春録〜』
テレビ朝日/毎週水曜深夜放送
2024年4月24日から -
①今、自分の中で幕末祭であることと、②敬愛する萩尾望都が、色々なところで(「一瞬と永遠と」でも)手塚治虫の「新撰組」に打ちのめされ、自分が漫画家となるきっかけとなったと、語っていること、から読了。父の敵を討つ実力をつけるために新撰組に入った若者が親友と思っていた友人が長州の間者と分かり・・といったストーリー。コンパクトによくできているが、手塚の中では小粒といった印象。
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手塚 治虫の新選組。
あんまり期待せずに読んだのですが、けっこうおもしろいです。なんていうか、古くさくなくて、今風な感じ。
もっとストレートな新選組かと思っていたけれど、主人公のキャラクターは、オリジナルです。でも、近藤さんも、坂本 龍馬も出てきます。沖田と土方さんは、ただの乱暴者みたいな感じです(笑)
栗本 薫がこれに影響をうけたという話を読んだ気がしたけれど、あとがき読むと、萩尾 望都だったみたいです。
栗本 薫も、なにかで書いてた気がするけどちがったかな。
確かに、なんていうか人を引きつける色気が、キャラクターにも、お話にもあります。 -
手塚治虫版「新選組」。深草丘十郎と鎌切大作の友情や揺れ動く気持ちの葛藤が、幕末という題材のもと生き生きと描かれています。
萩尾望都氏の、「時代の動乱の中、登場人物が集団と個人に引き裂かれていくいくつものドラマ、『陽だまりの樹』『シュマリ』『アドルフに告ぐ』遺作の『グリンゴ』等の出発点」がこの「新選組」だとする解説には唸らされました。 -
選組へ入隊した少年・深草丘十郎は、父の仇を討つべく剣の修行に励む! 謎の少年・鎌切大作、近藤勇、沖田総司、坂本龍馬など剣客たちとの出会いを通じて、少年は成長していく……。独自の解釈で描く、手塚治虫版『新選組』! ほかにシルクロードが舞台の冒険活劇『鉄の道』を併録。