- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063737301
作品紹介・あらすじ
己の夢を叶えるため魂を売った男の行末は?三つの夢を叶える契約を悪魔と交わし、立身出世を望んだ下級武士・一塁半里。魑魅魍魎が跋扈する幻想物語『百物語』の他、『月と狼たち』など傑作3編を収録。
感想・レビュー・書評
-
<TEZUKA OSAMU THE COMPLETE WORKS : LION BOOKS>
Cover Design/中村忠朗(ARTEN)
デザイン/ARTEN詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「百物語」は、「ファウスト」を下敷きにしているそうです。
手塚 治虫、「ファウスト」好きだな。「ネオ・ファウスト」がたしか絶筆で、「ファウスト」っていうそのものずばりの話もありました。
悪魔に導かれてでも、なにかをなしたいという思いは、ものをつくる人には強いのかも。
で、この話、この巻で1番おもしろかったです。 -
『百物語』
『ブタのヘソのセレナーデ』
『月と狼たち』
『モモンガのムサ』 -
手塚治虫版『ファウスト』の第2作。一塁半里(ファースト=ファウスト・ハインリヒ)から生まれ変わった不破臼人(ファウスト)の活躍と悪魔スダマの可愛らしさっぷり、そして物語構成の巧みさが相まって、隠れた名作です(別に隠れてもいないけれども)。
「あたし……、ご主人さまにメタメタにポーなの」スダマのこの一言は名言すぎます。