アトム今昔物語 (手塚治虫文庫全集)

  • 講談社
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感想 : 7
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  • 本 ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063737325

作品紹介・あらすじ

アトムが1900年代へタイムスリップ! ロケットの大爆発でアトムは50年前の日本へ! エネルギーが減っていく中、元の世界に戻ることはできるのか?ロボット時代への予言と警鐘をこめて贈る大巨編!

感想・レビュー・書評

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  • <TEZUKA OSAMU THE COMPLETE WORKS : CHRONICLES OF ASTRO BOY>
      
    Cover Design/中村忠朗(ARTEN)
    デザイン/ARTEN

  • 3.11以降の今、再び読みたくなったので読んでいる本

    原子力の平和活用の例として描かれているアトムも

    今、原子力反対の人々には悪魔として写るのだろうか?

    僕はきっとそうはならないだろうな。

    と思っている。

    つまり、人はいつまでたっても自分勝手だし

    自己正当化の癖はなおらないものである。

    この世の七不思議の一つだろう(ブラックジョーク)


    だからといって僕は嘆く気もない。

    なぜならこうしてアトムは書籍として何度も

    僕たちの前に姿を見せてくれるし

    手塚治虫が書いた言葉も残るからだ。

    先ずは受入受け止めることから物事は始まる。

    さあ進もう!争いの無くなった未来に向けて


    「丘を越えて〜ラララ、☆の彼方〜♪」

  • 前半の「アトム現代に来る」みたいな話は、そんなにおもしろく感じなかったですが、後半の「アトム」の語りなおしがおもしろかったです。

    やっぱり、これは、天馬博士の存在が大きい気がします。

    手塚 治虫は、アシモフを読んでいたのかなぁ。年代的に見ると、微妙な感じ。でも、ロボットが人間に近づいていって、妻になっているのは、多分、手塚の方が先な気がする。
    どこかで、追い抜いているのか?シンクロにティか?

  •  地球へやってきたイナゴ型宇宙人のロケットが墜落!その大爆発に巻き込まれたアトムは、ショックのためタイムスリップの旅へ……。50年前の日本、戦火のベトナム、ロボットたちが自由と権利を求めて立ち上がる世界……、過去と近未来の世界でアトムが出遭う難事件の数々。はたして人間の社会に未来はあるのか!? ロボット時代への予言と警鐘をこめて贈る大巨編!

  • 本編『鉄腕アトム』とは一線を画する、2年に渡ってサンケイ新聞に連載されていた長編物語。本編以上に僕の好きなアトム作品です。前半の舞台は連載リアルタイムの1967年。タイム・パラドックス理論を巧みに使った構成はさすが!の一言。若かりし頃のヒゲオヤジやお茶の水博士も必見ではないでしょうか。

    ラストの「風とともに去りぬ」オチも秀逸です。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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