- 本 ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063737707
作品紹介・あらすじ
第10回講談社漫画賞受賞作品ついに登場!ドイツ領事の息子のアドルフ、ユダヤ人のアドルフ、そしてアドルフ・ヒットラー。第二次大戦を期に交錯する三人のアドルフの運命は?著者後期の代表作ついに登場
感想・レビュー・書評
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日本の歴史とナチ関連の本を読み漁っていると話した友人に薦められた。
設定がいいし、話しの展開も飽きさせない。
さすが手塚先生。
タイトルも抜群! -
第二次世界大戦時代の人間の生き方や思いなど、平和と運命を考える物語です。
S.M.先生 -
ナチスのホロコーストについて面白い視点で描かれていた。戦争が終わったあとも憎みあいが残っていることも考えさせられます。物語の構成が天才だなと思います。手塚治虫の中でもめっちゃ良い作品
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第二次世界大戦という時代背景に翻弄されながらも懸命に生きる人々の姿が心に残ります。
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昔、大人の手塚 治虫として、よく宣伝されていました。
宣伝だけ聞いて読む前は、3人おアドルフが出てくるということで、なんか、影武者的な話とか、取りかえっ子的なストーリーを想像していました。
それで、実際に読んで「なんだこりゃ」と思った記憶があります。
別に、全然、この3人の名前が3人ともアドルフである必要なんてないんじゃない??
というか、アドルフ、あんまり主人公でないし……。
多分、今読み返してみて思えば、アドルフという結構ありふれた名前をもつ3人の人生がいろいろな方向に分かれていくその不思議を書きたかったのだと思います。 -
神戸に住むドイツ領事の息子のアドルフは、パン屋の息子でユダヤ人のアドルフを通じて、アドルフ・ヒットラーのある秘密を知る。第二次世界大戦を背景に、その秘密をめぐり交錯する三人のアドルフの運命は? 初の一般週刊誌連載作品にして、第10回講談社漫画賞を受賞した著者後期の代表作、ついに登場!
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第二次世界大戦前後、ナチスの台頭から終焉までを背景として、日本とドイツで繰り広げられる人生劇場。アドルフ・カウフマン、アドルフ・カミル、アドルフ・ヒットラーの3人を主軸に添えた、ドイツ人、ユダヤ人、そして日本人の悲しい物語。手塚治虫作品の中でも最も頻繁に読み返す作品のひとつです。文庫本に収録されている、関川夏央による解説が秀逸。
今年2008年は手塚治虫生誕70周年。『アドルフに告ぐ』に限らず、改めて各作品が再評価されることでしょう。
著者プロフィール
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