ロストワールド私家版 (手塚治虫文庫全集)

  • 講談社
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本棚登録 : 31
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063737813

作品紹介・あらすじ

デビュー以前、著者中学時代の幻の作品! 私立探偵のヒゲオヤヂ一行が向かった星は、太古の地球で繁栄していた怪獣が闊歩する、恐るべき“前世紀”の星だった! パイロット版『ロストワールド』!

感想・レビュー・書評

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  • ■書名

    書名:ロストワールド私家版
    著者:手塚 治虫

    ■概要

    デビュー以前、著者中学時代の幻の作品! 私立探偵のヒゲオヤヂ一行
    が向かった星は、太古の地球で繁栄していた怪獣が闊歩する、恐る
    べき“前世紀”の星だった! パイロット版『ロストワールド』!
    (From amazon)

    ■感想

    手塚治虫さんの才能がほとばしっています。
    これ、中学生が全部考えて書いたの???
    ありえない。
    というか、凄すぎ。
    台詞、キャラクターの動き、登場人物の個性付け、ストーリー。
    絵の雑さを抜きにしても、やっぱりウマイと思わせる漫画です。

    こういうのが、あの当時この年齢で描けるのが果たして何人いた
    のか!?
    何より凄いのは、こういう才能を殺さず伸ばし続けた事。
    天狗になっていては、絶対に、その後の快進撃は無かったと思いま
    す。

    話しがずれましたが、漫画自体も面白いです。
    漫画に規制がかかっていないのも面白い要因の一つだと思います。
    最後もハッピーエンドというわけでは無いのが、またいいです。

    今後、新しいロストワールドも読んでみたいです。

    ■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

    中学生が書いた漫画がこれほどとは!!
    ありふれていない才能が溢れています!!
    冒険と夢をあなたに!!

  • もともとの主役は、ヒゲオヤジなんですね。
    でも、商業版は、敷島博士(しかも少年)が主人公になっている。

    そのへんのバランスは、プロ手塚 治虫なんだろうなぁ。

  • デビュー以前、著者中学時代の幻の作品! 私立探偵のヒゲオヤヂ一行が向かった星は、太古の地球で繁栄していた怪獣が闊歩する、恐るべき“前世紀”の星だった! パイロット版『ロストワールド』!

  • 「これは漫畫に非ず 小説にも非ず」。

    中学時代(1940年ころ)に書かれた「ロストワールド」最古の版。1982年に名著刊行会から単行本化されました。後の不二書房版と比較することで、時代背景や設定の違いを見て取ることができます。

    残酷な殺害シーンや流血シーンの多さ、さらには力有武氏の切腹→内臓を敵に投げつけるシーン等が衝撃的です。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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