- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063737882
作品紹介・あらすじ
人間の心の闇に踏み込む問題作! オリンピックの英雄ジェームズは、自分を裏切った女への復讐のため怪人アラバスターへと姿を変えた。虚飾に満ちた社会へ戦いを挑むSFクライムサスペンス!
感想・レビュー・書評
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■書名
書名:アラバスター (手塚治虫文庫全集 BT 88)
著者:手塚 治虫
■概要
オリンピックの英雄ジェームズは、自分を裏切った女への復讐のた
め怪人アラバスターへと姿を変えた。虚飾に満ちた社会へ戦いを挑
むSFクライムサスペンス!
(From amazon)
■感想
暗い作品ですね。
結局、誰も助からない作品です。
(いや、死ぬことで、助かったのかな?)
あとがきを読むと、作者本人も、この作品を好きでないようですね。
ただ、全集を出すからにはこの作品も入れなければ仕方が無い・・
というスタンスのようです。
ここまでする(全員死亡)のであれば、いっその事"アラバスタ"を物
凄い勝者にしてしまっても面白かったのではないか?とも思いました。
"作品が暗い"というのは、誰も救われないからであり、誰かが救わ
れれば、正義と悪は置いといて、それなりに明るい作品になったよう
にも思います。
まあ、作者の中では、この作品はこういう結末にしか向かわなかった
のでしょうけど。
私としては、アラバスタに全く同情できなかったので、この作品の
よさがいまいち分かりませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぼくは美しい ロックの睫毛がはんぱなかったです 女装レイプ
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オリンピックの英雄ジェームズ・ブロックは、交際していた女性に裏切られたショックから事件を起こし投獄された。復讐に燃える彼は、刑務所で出会った謎の老人の発明により、半透明の体を持つ怪人・アラバスターへと姿を変えた。虚飾に満ちた社会を憎み、次々と犯罪を繰り返す彼を捕らえるべく、FBIの冷酷な捜査官ロック・ホームが動き出す! 人間の暗部へ踏み込む衝撃のクライム・サスペンス!
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作者本人に嫌われていたことで有名な鬱作品。「バンパイヤ」(ロックが悪役で登場するところも同じ)や「MW」同様、徹底的に人間の悪の部分に迫り、誰も救われない暗い作品に仕上がっています。
一部透明になった人間や動物のグロテスクな描写は気持ち悪いの一言。それに加えて、ロックの超ナルシストっぷりも相当に気持ち悪いです。
著者プロフィール
手塚治虫の作品





