- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063737905
作品紹介・あらすじ
アニメ化にもなった手塚治虫版西遊記! 石から生まれた石ザルの孫悟空。はるばる天竺までお経を取りに行く三蔵法師のお供となって、襲いかかる妖怪どもを相手に大暴れ!
感想・レビュー・書評
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正直な感想を書くと、僕の手塚治虫作品の印象はストーリーがよくまとまりドラマ性のある漫画で没入感が強く瓢箪継のようなキャラが薬味として必要だった。と言うモノだったが、本作は原作の強さもあってか、随分と苦戦しつつ漫画であろうとしたためにとっ散らかった。と感じてしまった。続く3巻までを読んでみてどう印象が変わるのか。正直未知数◎
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[墨田区図書館]
息子がドラゴンボールにハマり始めた当初、理解できるかどうかわからないし文章だとやや長いので、とりあえず"西遊記"の漫画物を探していたのをふと思い出して、今回入手してきたもの。
パパのおかげで割と旧いマンガやアニメに慣れている息子には、"手塚治虫"でちょうどいいかと思ったんだけれど、、、?
うーん、私が最初に読んでも手放しに楽しめない、難しいというのとは違うんだけど、まどろっこしい?感じが。西遊記って三蔵法師とその家来達の道中記と思っていたけれど、冒頭はどうも、孫悟空の生れた所以と、その後封じられるまでの一あばれが大分あるみたい。そうなると話に動きがないなかで、登場人物や舞台が分かる人には分かる場所や名前や読み方だったりするんだけれど、学力中途半端な息子にはきっと漢字のオンパレード。そしてなまじ随所でおふざけが入るのが、そもそもウケられるのかどうかという流れ。
私自身がイマイチ感感じてから読ませたせいかもしれないけれど、単に"話"を読ませたいなら、この後結局数冊読ませて(読んで)みたけれど、うちの子には「まんがで読破」の西遊記が最も良かった。まぁ思惑や結果はともかく、かねてよりの懸念が一つ今回クリアできて良かった。 -
1952年から1959年にかけて、秋田書店の『漫画王』に連載された手塚治虫の初期長編。人間に憧れる物悲しげな悟空がどこかアトムを彷彿とさせます。猪八戒がやたらと良い味を出していてすばらしい。悟空、猪八戒、沙悟浄の3人は最終回で本当に人間になり、三蔵法師は神様になってしまいます(驚)。
ちなみに本作を原作にし徹底的に遊びあげたアニメ「悟空の大冒険」は、悟空の言葉遣いが汚すぎるとPTAからの大批判を受けて、放送打ち切りに追い込まれた悲劇作品です(それでも僕が幼稚園のとき、再放送していましたっけ)。