- Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063738117
作品紹介・あらすじ
謎の聖者より印を授かり「ブッダ」となる。苦しい修行の末、ついに悟りを開いたシッタルダに新たなる試練が――。本編に加え、手塚治虫全集未収録作品『外伝・ルンチャイと野豚の物語』を収録の第4巻。
感想・レビュー・書評
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ついに悟りを啓くブッダ。
今まではブッダというと、悟りを啓いたあとの姿しか想像していませんでした。
この4巻目では、悩み苦しみながら悟りへと近づいていく、人間としてのブッダの姿が描かれていました。
人としての等身大ブッダの姿を感じ、ブッダとは実際にどんな人だったのか、とブッダ自身に興味を抱くことになった巻でした。 -
この第4巻では、大男のヤタラや、タッタについてが描かれている。どちらもシッダールタの教えの影響を受け、ただ戦うだけ、殺すだけの人間ではなくなっている。
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726.1 テ 登録番号8208
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『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。
「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。
著者プロフィール
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