ブッダ(6) (手塚治虫文庫全集)

  • 講談社
4.47
  • (9)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063738131

作品紹介・あらすじ

永遠と続く人間の、そしてブッダの悩み…。竹林精舎を離れて人々を救う旅に出ることを決めたブッダは、生まれ故郷のカピラバストウにたどり着く。そこには変わり果てた姿の父・スッドーダナ王がいた……。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本巻ではブッダの教えが端的に示された。
    「世の中のあらゆる苦しみにはかならず原因がある。その原因を知れば苦しみをとめる方法がわかる。それで心を救い安らかにできる」
    また、ブッダが後継者として、サーリプッタとモッガラーナを指名する一方で、これまでブッダの近くにいたダイバダッタを追放する。

    アヒンサーに、精霊となったアッサジがついているということに驚いたが、アヒンサーがこの先、ブッダの身の回りのお世話をする人になるということで、なんとなく納得。

    個人的には、ダイバダッタのこずるい感じが嫌いだったので、さすがにブッダもそう思っていたのか、と思う一方で、この先、ダイバダッタがブッダにどんな仕返しをしてくるのか気になる。

  • 今まで怒ってなかったキャラクタが
    急に
    起こり始める時
    怒ることを言葉にするの場面良いです
    何を許して
    何を許さないのか
    どんな人にも
    そういうことがある
    それが
    悟りを開いたような人でもね

  • 726.1 テ 登録番号8210

  • 『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。

    「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。

  • 『ワニの河(2)』

    『象頭山の教え』

    『竹林精舎』

    『幽閉の王子』

    『タカとシビ王のはなし』

    『寒苦鳥のはなし』

    『サーリプッタとモッガラーナ』

    『非難する群れ』

    『死の沼地』

    『狂女ヴィサーカー』

    『ルリ王子との再会』

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

手塚治虫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×