弁慶 (手塚治虫文庫全集)

  • 講談社 (2011年3月11日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063738230

作品紹介・あらすじ

忠義に殉じた生き様を軽妙に描く傑作時代劇京の五条大橋で夜ごと刀狩をしていた弁慶だが、牛若丸こと源義経に敗れる。以来、忠実な家来として大活躍。体をはって主を守った怪力無双の壮絶な生涯を描く!

感想・レビュー・書評

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  • 弁慶を皮切りに他短編四本を収録したお得本。個人的には全てに手塚節が染み込んだ味わい深い作品。
    因みにこの弁慶で、今まで仮説立てて追及して来た牛若弁慶の逸話が示唆するモノゴトが理解できた◎感謝と充実ダブル盛り(^^)

  • 『弁慶』

    『後藤又兵衛』

    『丹下左膳』

    『ピストルをあたまのせた人びと』

    『夏草物語』

  • 手塚版「弁慶」。登場人物のコミカルさが微笑ましく、ラストシーンの突然すぎる弁慶の死に驚かされます。その後「火の鳥 乱世編」において弁慶(弁太)と義経は再び物語の重要な役を担うことになります。

    「プロロオグ」
    「べんけいがな、ぎなたをもってさ」
    「ちょうちんとつりがねはどっちがおもいか」
    「ひよどりごえ」
    「世の中のつめたさともだちのありがたさ」
    「船べんけい」
    「ぼうずがびょうぶにじょうずにぼうずのえをかいた」
    「かんじん帳(上)」
    「かんじん帳(下)」
    「べんけいの立往生」

  • ■書名

    書名:弁慶 (手塚治虫文庫全集 BT 123)
    著者:手塚 治虫

    ■概要

    手塚さんが自由、軽妙に描く時代劇。

    『弁慶』
    『後藤又兵衛』
    『丹下左膳』
    『ピストルをあたまにのせた人びと』
    『夏草物語』

    ■感想

    手塚さんならではの時代劇という感じです。
    弁慶は、非常に軽快に自由に描いています。
    既存の枠にとらわれていなく、少し頭が悪いが仁義に厚
    い手塚さんならではの弁慶になっています。

    個人的には、夏草物語が好きです。
    内容としては、火の鳥のお話しと少し似ています。
    自分の父親を殺した人間に、剣術を習い復讐をすることを目標
    にしますが、最後には、復讐心より愛情が買つというお話です。

    手塚さんは、こういうお話し好きなんですね。
    私も嫌いではないです。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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