エンゼルの丘 (手塚治虫文庫全集)

  • 講談社
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  • 本 ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063738261

作品紹介・あらすじ

美しい人魚が織りなす冒険ストーリー! 人魚たちが暮らすエンゼル島のルーナ姫。この島を乗っ取ろうと企む女祈祷師・ピョ―マの陰謀に立ち向かう。エンゼル島に隠された人魚伝説が今、解き明かされる!

感想・レビュー・書評

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  • ・雑に言うと、手塚治虫版人魚姫。
    ・脇役が魅力的だった。フグ平さん、女殺し屋の二人組など。
    ・ルーナ姫と間違えられる人間の少女、あけみちゃんの物語がじんときた。
    ・もっと連載が続けばもっと深まりそうだったかもしれないような余白も。

  • ▼娘⑻に手塚治虫を好きになって貰いたい完全に親のわがままエゴだけど活動の一環。そんなエゴを持つくらいだから、僕は手塚治虫さんが子供の頃からずっと好きです。小学生の頃に「ドラえもん」→「藤子不二雄」→「トキワ荘」・・・みたいな道のりを経て手塚治虫大陸に上陸。小学生高学年から中学生にかけて、丁度時代が「過去の名作漫画をハードカバーで再版して懐かし世代に売る」というビジネスが始まったお陰と、あとは手塚治虫漫画全集講談社の恩恵で、初期SFからアトム、ブラックジャック、ブッダ、火の鳥・・・ほぼほぼ網羅していたんです。どろろ、ワンダースリーは当然のこと、キャプテンKenとかサボテン君あたりまで。

    ▼というわけで「ふしぎなメルモ」「リボンの騎士」がうまくいったので、「エンゼルの丘」。ただ、これは実は初読でした。少女漫画だからな・・・という偏見があったんでしょう。読んでみて、これぁ、オモシロイ。さすが手塚治虫。

    ▼謎の島の王女様が、色々あって日本にやってきたら、瓜二つというか割らずそのまんま、というそっくりさんがいて。これが日本のお嬢様。この二人が入れ替わるんです。当然ながら王女さんは陰謀に追われていて、日本のお嬢様にも。恋の行方と重なって、島から日本へと海をかける大スペクタクル冒険ロマン。そして事件の中心主人公は常に少女なんです。これはたまりません。

    ▼娘に読ませたところ、これが潔いくらいにどハマりしてくれて。この「エンゼルの丘」を換骨奪胎してノベライズした、という青い鳥文庫の「海色のangel」(全5巻!)まで買い与えたら読んでしまいました。2023年は娘が青い鳥文庫で活字本を読むことが始まり定着した1年間でしたが、その大事な一角を担ってくれてました。手塚さん感謝。そういう感謝の意を込めると、満点以上の読書でした。

  • 海と人魚のお伽話。
    昔の作品だが、今の時代に読んでも本当に面白い。ルーナ、おじさん
    あけみ、ピョーマ、フグへいさん、

  • どれいをのがれて

    あけみという少女

    人魚の淵

    殺し屋ふたり組

    せまる魔手

    エンゼル島最後の日

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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