グリンゴ(1) (手塚治虫文庫全集)

手塚治虫

• 講談社 (2011年6月10日発売)

作品紹介・あらすじ

大手商社のやり手営業マンが南米で大暴れ！南米カニヴァリアに進出した大手商社の江戸商事。新支店社長として赴任した日本人（ひもとひとし）が彼の地で目にしたのは……？　手塚治虫の未完の遺作、登場！

感想・レビュー・書評

[tatukotatuoさんの感想 · 2023年3月20日]

所持本：ビックコミックスピリッツ(青年コミックサイズ)
全3巻　未完の絶筆

[yast1224さんの感想 · 2012年4月30日]

私が就活の時に憧れた、商社マンの物語。
命をかけてビジネスに取り組む日本人はかっこいい。
後半はほとんどアドベンチャー。

[kiyosiさんの感想 · 2011年7月29日]

『カリヴァニア　１９８２年７月』

『危険な賭け』

『誘拐者の周辺』

『エセカルタ　１９８２年８月』

『文化果つるところ』

『モンテンボ山　１９８２年１１月』

『クラブ・エスメラルダ』

『エセカルタ　１９８４年１月』

『逃避行』

[ピヨピヨさんの感想 · 2011年7月10日]

『ネオ・ファウスト』等と並ぶ手塚治虫の未完の大作。「日本人」の本質を追求しようという大胆なテーマ設定もさることながら、登場人物のはちゃめちゃっぷり（アク強すぎ！）が晩年の手塚作品では群を抜いています。それだけに未完であることが悔やまれますね。

主人公の日本人（名前もそのまんま（笑））、それを支える元フランス人の奥さん、日本社会を飛び出した過激な若者たち、日系移民（勝ち組）が入り乱れ、南米を舞台に、日本社会の特異さや日本精神を描いています。

著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」