メタモルフォーゼ (手塚治虫文庫全集)

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  • 講談社 (2011年7月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784063738407

作品紹介・あらすじ

メタモルフォーゼ、それは変身! 20××年、凶悪犯は手術で動物に改造されていた。施設の監視員ザムザがたどる戦慄の運命を描く『ザムザ復活』をはじめ、「変身」を主たるテーマとした作品集。

感想・レビュー・書評

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  • メタモルフォーゼ

    「すべていつわりの家」が圧巻。何よりも戦争と核兵器を憎み、神仏をも恐れなない手塚の真骨頂。

    手塚は平和の問題でハッキリものを言うだけでなく、収入源の漫画作品、表現領域として大切にした芸術領域のアニメーション(手塚の言う実験アニメ)、その両方で、戦争や殺人兵器を賛美する作品は作らず、それら作品で積極的に戦争、核兵器を批判し、おちょくった。「すべていつわりの家」はそのエッセンスであると思う。

    全面核戦争のただ一人の生存者である少年を引き取り育てる悪魔夫妻のまだ若い奥さんの神に対する言い分「あんなものに・・・」が凄く冷めている。戦争で酷い目に逢った人でないと書けないと思う。

    補遺
    「ロボット、異星人、悪魔、魔女、異形、政治犯・・・そう蔑まされた、人間扱いされない、最も虐げられた人々こそ最も優しい美しい心を持っている。」これが手塚治虫の思想だと思う。
    手塚は幼少時から宝塚歌劇に入り浸る程の筋金入りのお坊ちゃんの出だったが、戦後一貫して虐げられた庶民の語り部だった。
    この辺はやはり筋金入りのお坊ちゃんの出、つまり世襲の大工場主であったが、虐げられた人々の側に立って奮闘した、エンゲルスに似ていると思う。

    クチでは戦争反対、環境保全を言って見せるが、その作品で腹の底では戦争や殺人兵器が大好きな事を正直に表現している宮崎某とは大違いである。

  • 『メタモルフォーゼ』

    『おさけのひょう六』

    『インセクター』

    『インセクター 蝶道は死のにおい』

    『夜よさようなら』

    『ダリとの再会』

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著者プロフィール

手塚 治虫(テヅカ オサム)
1928年、大阪府豊中市生まれ。大阪大学附属医学専門部卒。医学博士。46年『マアチャンの日記帳』でデビューし、翌年発表の『新寶島』がベストセラーとなる。以来、日本のストーリー漫画の確立に尽力した。また、アニメーションの世界でも大きな業績を残している。代表作に『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』『ブラック・ジャック』『アドルフに告ぐ』など多数。89年逝去。

「2026年 『ながい窖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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