- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063738506
作品紹介・あらすじ
愛と猟奇が交錯する心の闇を描いた異色作。連続凶悪犯としての顔を持つ結城美知夫は、某外国軍の秘密兵器「MW(ムー)」を奪い、全世界を自分の最後の道連れにしようと企む。手塚治虫の一大野心作!!
感想・レビュー・書評
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全3巻
Score:4.7詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
がらい賀来 こっかい告悔室 精励への報酬 出世街道直登型 一連托生だ 大時代的だねえ 浅学非才の上欠点だらけの人間です 聖職の末席 鹿児島の遥か南 六十年安保と七十年安保の狭間で フーテンゴロめいたグループ 歌舞伎の子役 死の瓦斯 政府の必死の隠蔽工作 大脳が侵され 一片の良心やモラルの欠片も失くなって 私の贖罪 膣の筋肉が収縮して 快感の絶頂に君は死ぬ 大津から上京してきたわけは 待避壕の民間人 駐留軍 上首尾だ どっちが強かに生きたかは歴史が決めることだ 狭山湖の裏山
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まさかホモ漫画だったなん()
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同性愛、快楽殺人、政治献金。
社会派サスペンス。 -
化学兵器の漏えい事故により、ある島での唯一の生存者になった二人の青年の物語。賀来は聖職者となり、結城は表では銀行員だが裏では殺人を繰り返す悪魔になっていた。なんとか結城の凶行を止めようとする賀来だが、15年前に自分たちを苦しめた化学兵器「MW」の存在を突き止めようとする結城を、本気で止めることはできなく、共に「MW」の真実に迫っていくのだった。。。
すごく重厚な社会派サスペンスでした。同性愛や政治献金や快楽殺人などいろいろな問題が盛り込まれています。読むのにすごく時間がかかり、読み終わった後は4時間の映画を見た後くらいの満足感がありました。 -
手塚作品の傑作のひとつ。どぎつい描写と結城の残虐性(よく言われている通り、結城は『MONSTER』のヨハンのモデルのような男です)が怖すぎの、いわゆるピカレスク作品です。若くして読んだらトラウマにすらなるのではないでしょうか。僕は中学生のときに地元の図書館から借りて読んだのですが、それはそれは衝撃でした。
救われない男たちの救われないドラマです。 -
問題作と言われてる本作。たしかに読んでてひどいことが多い。
しかし、狂気的な主人公…嫌いじゃないです。
私は好きだけど、友達にはあまりおすすめできない(笑
著者プロフィール
手塚治虫の作品





