MW(2) (手塚治虫文庫全集)

著者 :
  • 講談社コミッククリエイト
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本棚登録 : 81
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063738513

作品紹介・あらすじ

次の標的に結城の抱く野望は実現するのか?誘拐犯として、世間を脅かしながら「MW」へと近づいてゆく結城は、ついに中田英覚の娘婿となる!! 現代社会へ大きな警鐘を鳴らす問題作、堂々の完結巻!!

感想・レビュー・書評

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  • 将を射んと欲すればまず馬を射よ 実の兄は歌舞伎のアクター 横田基地から飛び立つんだね… 容易ならん賊だ 大事の前の犠牲はやむを得ん! 窮余の一策でして 悪徳と虚栄に満ちた人類の歴史は 脳軟化症が進んでいるとのことで… 室蘭はね鉄で景気良いから 胆振鉄道 虻田町 とうじ湯治客で 定点観測 なりわい生業に就いたら? 恐怖もここまでくると却って美しい… 硫黄 山師 極楽と地獄を一箇所に集めたみたい! 三松正夫 あきかず昭和新山の隣の有珠山が大爆発して こりゃご精勤じゃな 水火も辞せず デュッセルドルフに移ってからは ペーター・キュルテンの記録 驢馬と男爵は高い処に住みたがる

  • ウホッ


    映画観ておもろかったけど原作えげつなー
    手塚タッチだからいけると思ったけどおホモだちシーンはやっぱ見づらかった、、

  • 毒ガス「MW(ムウ)」を巡る、人間同士の醜い争い、陰謀。そしてやりきれない結末……。「MW」にほんろうされた結城と賀来の運命は果たして!? 手塚治虫がいままでのカラーを打ち破り、「ありとあらゆる悪を」を描こうと挑戦をした異色作の完結編。ほかに『火の山』『ペーター・キュルテンの記録』『もの憂げな夜』『ラインの館にて』などの短編も併録。

  • 手塚作品の傑作のひとつ。どぎつい描写と結城の残虐性(よく言われている通り、結城は『MONSTER』のヨハンのモデルのような男です)が怖すぎの、いわゆるピカレスク作品です。若くして読んだらトラウマにすらなるのではないでしょうか。僕は中学生のときに地元の図書館から借りて読んだのですが、それはそれは衝撃でした。

    救われない男たちの救われないドラマです。

  • 「すべて描きたりないまま完結させてしまった」と書いてあったとおり、最後の展開が早くてちょっと残念。中田氏に堪えがたい苦しみと後悔を…とネタばらしするシーンが印象に残る。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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