陽だまりの樹(1) (手塚治虫文庫全集)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063738872

作品紹介・あらすじ

 

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  • 何年かぶりに改めて読む
    そーだいなドラマ
    読み応えある
    大治のブックオフにて正月に購入

  • 双鯉の章

    『三百坂』
      主人公「伊武谷万次郎」登場。
      もう一人の主人公「手塚良庵」とのやり取り。

    『おせき殿』
      お互いに思いを寄せる住職の娘「おせき」に惚れてる。

    『鬼鉄』
      適塾への出発前に命を狙われる良庵
      それを救った伊武谷。揉め事へと発展してしまう。
      伊部谷のかたきを討つために塾生が殺気立って…
      それを止めたのは「小野鉄太郎=鬼鉄」だった。

    『曾根崎新地』
      大阪について、良庵は曽根崎新地の郭に立ち寄る。
      宿として選んだ郭に十三奴がいた。
      指名した十三奴、実は盲腸で苦しんでいたが、
      外科が手を出すとお縄になってしまうので見てるだけ。
      内科医が虫の所為だと言い張るが、手遅れに。
      良庵はどうしても原因を見つけたい。
      夜になって郭を抜け出し、十三奴の安置されてる寺へ。  

    『腑分け』
      良庵、役所の人に付けられて既のところでstop。
      けれども役人が腑分けOKとの事で、適塾の先輩が。
      腸を探り虫を探すがおらず、腹膜炎を起こしていた。
      荼毘に付される十三奴。

    『適塾の人々』
      ようやく適塾に到着した良庵。
      一緒に腑分けをした原田氏と共に。
      個性的な奴ら。一癖ありそうな奴らばかり。
      そこで福沢諭吉と出会う。

    『星鶴 豆鶴』
      適塾の大部屋の不快さに思わず郭に逃げ込む良庵。
      そこで出会ったのは声の出ない星鶴、サポートの豆鶴。
      実は、声は出る。
      一時声が出なくなる薬でからかったと・・・
      


    かなり古いマンガで・・・昭和の年号が書いてある。
    時代背景とか、人の繋がりとか、アニメで見た時とまた違った感覚。
    細かい設定、よく解ります。

  • 手塚治虫が、幕末という時代背景を用いながら、自分の先祖である人物を描いた作品。
    医者であった先祖とその周辺を描くだけでなく、先祖の親友である架空の武士を登場させることで、幕末の歴史の流れに必然的に巻き込まれる先祖の姿を見事に描いている。
    大河ドラマのような作品。

  • マイナー手塚治虫作品の中で一番二番を競うのではないかと思えるくらい面白い。

  • 『三百坂』

    『おせき殿』

    『鬼鉄』

    『曾根崎新地』

    『腑分け』

    『適塾の人々』

    『星鶴 豆鶴』

    『夜の客人』

    『嵐の前』

    『天地鳴動』

    『老中・阿部』

    『抜擢』

  • 『時は幕末。実在した手塚治虫の先祖をモデルに、時代を駆け抜けた若者たちの姿を描いた青春ドラマ。』

    NHK BS時代劇ドラマ化
    出演:市原隼人 成宮寛貴 黒木芽衣 ほか。

    偶然第一回目の放送を観て、興味を持ち本書を購入。


    手塚治虫氏が自身の先祖の事を漫画化するにあたって“漫画”として作品にするべく脚色してあるであろう・・・と想像できる部分、またドラマ化にあたって脚色した部分など・・・対比させてながら観るのも面白いものがあります。


    ・・・そういえば、手塚治虫氏の作品はアニメや映画で観て、それなりに知っているつもりでしたが
    漫画本をきちんと読むのは、初めてのような気がします。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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