賭博黙示録カイジ 弱肉強食編 アンコール刊行!

  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784063744750

感想・レビュー・書評

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  • 賭博黙示録カイジ、「限定ジャンケン」の前半を収録した弱肉強食編。
    映画「カイジ人生逆転ゲーム」の公開に合わせてアンコール刊行された。

    たかがジャンケンをこれほどまでアツいギャンブルに仕立てた作者の発想力に脱帽!!

    汚い人間が山ほど出てくるが、カイジにあいこの必勝法を持ちかけて、まんまと出し抜いた船井がいちばん許せん。
    生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされると、人間ってここまで汚くなれるものなんやなあ。

    利根川の言葉があまりに重い。
    第6話「変貌」は、漫画の殿堂入りなんてものがあればすぐさま認定したいほど、名言のオンパレードである。
    「質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か……?
    なぜそんなふうに考える…?
    バカがっ……!」
    「勝ったらいいな…じゃない……!
    勝たなきゃダメなんだ……!」
    腹が立つけど、このおっさんの言っていることは筋が通っているし、正しい。

    絶体絶命の状況から、運否天賦ではなく知力で勝利をもぎ取るカイジの姿はまさに、「震えるぜ……」
    チョキ4枚の状況から、理で星を2つ掴んだところが最もテンションが上がった!
    生き残りを賭けた北見との最後の勝負は一体どうなるんやろうか?

  • どんな作品かだいぶ前から気になっていたんだけど
    本屋がないから(苦笑)コミック揃えられなくて…。
    そしたらコンビニにこれが売ってたのでお試し感覚で購入。
    しかし、完結ではなく、「つづく」で終わった(当たり前か)
    何ともしつこいぐらいの頭脳ゲームのやりとり。
    たかだかジャンケンゲームなのに500ページ強。
    繰り広げられる頭脳派どものやりとり。
    裏の裏をかいたり、そのまた裏をかいて、
    そのまた裏の裏の裏の裏、みたいな大心理戦が続く。
    途中、頭がこんがらがるけど(笑)どっぷりハマった。
    これを見てから映画のほうも見たが、原作とはかなり違った。
    ジャンケンのところなんかもかなり端折ってあった。
    まぁ、原作は原作、映画は映画ということかな。

  • コンビニでアンコール版を購入。
    オリジナルを読んだのはかなり前のことだが、
    読み返して改めてその人間洞察に感心する

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著者プロフィール

1980年、『よろしく純情大将』でデビュー。代表作は『賭博黙示録カイジ』、『天』、『銀と金』、『最強伝説 黒沢』、『賭博覇王伝 零』など多数。現在、『賭博堕天録カイジ 和也編』、『アカギ』を連載中。

「2012年 『賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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