賭博黙示録カイジ 権謀術数編 アンコール刊行!

福本伸行

• 講談社 (2009年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[てるきさんの感想 · 2020年6月4日]

北見との勝負に勝利したカイジ。
最後の戦略として、グーとパーの買い占めを行うことにした。
しかし、終了まで残り16分というところで、船井がカードを余らせている連中に声をかけ、カードをシャッフルして配り直すことを提案する。
あの野郎、余計なことをしやがって！

すべては水泡に帰し、勝利への道は完全に途絶えたかと思われたが、カイジは究極の抜け道・必勝法を思いつき、船井から星５つを巻き上げることに成功した。
これで、カイジたちのチームの星の数は全部で10個。
だが、手元にカードが残ってしまったため、カイジは別室へ送られることを選択せざるを得なくなった。
星売買の時間に救い出してくれることを古畑・安藤と約束し、カイジは一旦別室へ。

しかし、友情よりも金を選んだ２人はカイジを裏切った！
あれだけ助けてもらっておいてこんなことをするなんて、てめえらは本物のクズだ！ゴミだ！
「それでも人間かっ……！？」
カイジが可哀想すぎて、不覚にも涙が出てきた。
脱出できたとき、２人を思いっきり殴ったのには気分がスカッとした。

「限定ジャンケン編」は全54話。
最後の最後まで意表を突く逆転劇と裏切りの連続で、人間の汚い部分を嫌というほど味わわされた。

[k-mattsさんの感想 · 2011年12月23日]

ゾックゾクします。

著者プロフィール

1980年、『よろしく純情大将』でデビュー。代表作は『賭博黙示録カイジ』、『天』、『銀と金』、『最強伝説　黒沢』、『賭博覇王伝 零』など多数。現在、『賭博堕天録カイジ 和也編』、『アカギ』を連載中。

「2012年 『賭博覇王伝　零　ギャン鬼編（4）』 で使われていた紹介文から引用しています。」