【廉価版】賭博黙示録カイジ 逆襲奴隷編(アンコール刊行!) (6) (講談社プラチナC)
- 講談社 (2009年12月1日発売)


- Amazon.co.jp ・本
- / ISBN・EAN: 9784063745283
感想・レビュー・書評
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Eカード最終戦
針がすでに27ミリ進んでいる状態で、カイジはもう1度18ミリの勝負に挑んだ。
勝てば900万、負ければ死っ!
「利根川…
オレが蛇に見えたか……?
そうか………
なら…
おまえが蛇なんだっ…!」
生き死にの博打、その4枚目に「皇帝」を出した利根川を、カイジは「奴隷」で刺した!
震えたぜカイジ!
こうしてカイジは2010万の大金を得た。
一方、負けた利根川に対して会長が課した償いは焼き土下座!
子どものころ、土下座なんて何の意味があるんやろうってずっと思っていたけど、これはあまりにむごかった。
利根川が焼かれる様を見て真の敵は会長であることに気づいたカイジは、すべてを賭けて「ティッシュ箱クジ引き」で最後の勝負に出た。
勝てば1億、負ければ指4本を失うという常軌を逸したギャンブルだ。
「おまえのような悪党が…
(当たりクジを)引いちゃいけないんだっ…!」
カイジと同じ気持ちでドキドキ(ざわざわ…かな)しながら見守っていたけど、何と会長は当たりクジを引いてしまった!
カイジが策略通りに当たりクジを引いてハッピーエンド!というのを期待していたのに、これは本当に衝撃の結末だった。
4本の指に刃を振り下ろそうとする黒服の手を掴み、謝って許してもらおうとするカイジ。
その気持ちが痛いほどに伝わってきて、読んでいるのがつらかった。
「どんなに謝りたくっても…
それだけはダメっ………!
しちゃいけないんだっ…!」
「胸を張れ…!
手痛く負けた時こそ……
胸を…!」
カイジの潔さに、またまた震えた。
「目を覚ませ!
勝つことは偶然なんかじゃない!!」
勝つ者というのは、確実に積み上げて勝つべくして勝っているんだという作者からのメッセージ。
『カイジ』は深いなあ。
いつかカイジが兵藤に勝つところを見たい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンビニで買い忘れて、book offで100円で購入。発売日から2週間程度過ぎると、コンビニの棚から本は消えるということを学習し、同時に古本屋で5分の1程度で買えるということもわかった。
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