- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063752021
作品紹介・あらすじ
ただ『巨人』に捕食される人類は、壁の内で生存するだけだった。工房で働く主人公・アンヘルは、壁の外を調査する調査兵団を『巨人』から守る兵器を開発していたが、誰も『巨人』の弱点を知らず未だ彼らを倒した者はいない。数々の屍を乗り越えてアンヘルは巨人に対抗しうる唯一の《装置》の開発に着手する。大人気コミック『進撃の巨人』の前日譚がいよいよオリジナル小説として登場!
感想・レビュー・書評
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ようやく読み終わったー。短いお話だと思ってたけど、内容はなかなか熱かったです。
時代は、原作よりも前のお話。
巨人の出現から30年てことだから、原作の70年ほど前のお話でしょうか。
年表とか見たらもう少しはっきりするんでしょうけども、それはいいか。
作中ではまだ巨人の弱点も判明しておらず、立体機動装置すら確立してないところから始まります。
物語の主役は、一人の職人・アンヘル。
彼が立体機動装置を作り上げるまで。
だもんで、当然のことながら原作のキャラは出てきません。
しかし、それでも面白かった。
立体機動装置制作の過程で他にも重要なものが出来あがったりとかしますが、それはまあ作中のお楽しみ。
へー、そうなんだ、と思うような設定があって楽しいです。
それにしても工場都市なんてものがあるんですね。
もう少しここの事を詳しく知りたかったけども、物語にはそれほど喰い込んでこないから仕方ないですよね…。
それにしても、立体機動も巨人の弱点すら分かってない状況での調査兵団のあり方というものを考えると、どんな自殺志願者集団だと思わずにいられない…。むしろ、よくこの人たち生きて帰って来られたなとしか…。
会話文などで多少、今誰が話してんのかわかりにくいわ、と思うところもありましたが、それは私の読解力がなかったということで処理して。
原作が頭にあるうちは正直、原作の前の時代の話だと分かっているはずなのに違和感を覚えておりましたが、話が進むにつれて、熱くなる話の内容と世界に慣れてきてけっこうさくさく読めました。
むしろ、次が気になって仕方なかった。
政治的な理由により窮地に陥る調査兵団と、それに伴い同じく窮屈な状況に追いやられていく主人公アンヘル。
ここがね、本当に逼迫した感じが楽しくて楽しくて。思わず感情移入出来ました。面白かった。
同僚のゼノフォンや調査兵団隊長ホルヘなど素敵な登場人物もいたりして。
なかなか気持ちよく読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
巨人との戦い方が確立される過程。設定とか世界観が好きなら、読んでおくと原作がより楽しめるんじゃないかと。
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ジョジョのノベライゼーションに満足したので買って読みましたが、うーん。
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相変わらず名前を覚えきらない…
けど、続きが気になるので、また続きを買わねば♪ -
立体機動装置が一番作られる話。
サイドストーリーだけど、とても面白かった。何もないとこから色々考え巨人に立ち向かう人間像が良かった。 -
立体機動装置が開発される以前の時代を舞台にした『進撃の巨人』のサイドストーリー。
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立体起動装置がどうやって作られたか、材料とか!
自由への咆哮ってアプリをやってると、ほほうってなる。 -
人気すぎていまだにアニメも漫画もみてない進撃ですが
小説よんでみました!
なんとなくわかった気がするー
いろいろあまい気がするけど
人気なのは
グロいから?
まんがも読んでみたいなー -
面白かった。人気漫画「進撃の巨人」のスピンオフ作品。漫画の主人公達は登場せず、調査兵団の使う「立体機動装置」の開発話である。あの立体機動装置がこうやって作られたのかとか、昔は巨人が不死だと考えられていたのかとか、原作の世界観の知識を補填するという楽しみがある。文章も絵もこなれており、スピンオフとしては上々。2巻は主役が変わる模様。このクオリティなら楽しみにして読みたい。