アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者 (1) (講談社ラノベ文庫)
- 講談社 (2011年12月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063752038
作品紹介・あらすじ
富士の樹海はファンタジーな異世界に続いてた!? そんな非常識な状況に放り込まれたのは高校ドロップアウトの加納慎一。ラノベ作家とエロゲー原画師を両親に持つサラブレッド級おたくの慎一だが、特別な力は無い。持つのは『萌え』の知識、見識だけ。その慎一に課せられた任務は『萌え』の伝道! というわけで何がなんだか分からないまま、ハーフエルフのメイドさんや美幼女皇帝と親交を深めていくと、今度はテロが!?
感想・レビュー・書評
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いかにも萌えっぽい表紙から避けていたのだが、あらすじを知り購入。中世ファンタジー風異世界にオタク文化を広めよう!という話。種族や身分での差別が無意識のものとして許容されており、甘い話だけでは終わらないのが魅力。主人公なりに考えてオタ文化を広めようと学校を作ったのに、政治的文化的問題に発展したりとかね。なかなか良いです。
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てっきり萌え萌えの美少女が侵略してくる話かと思ったら全く逆だったでござる。なんでこんなに積んでたのかってくらい面白い。
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幼馴染への告白に失敗し、一年間も引きこもっていたオタク少年『加納慎一』
両親の強行手段で就職を開始し、オタク関連の面接中に眠らされ、異世界へとご招待と
そして慎一は異世界の神聖エルダント帝国でオタク文化を広める仕事を任された。
まあ、こうして書くと慎一が任されたことは現実世界でオタク文化を海外に輸出するのと何ら変わり無いことだな。実際の所、政府主導でのオタク文化の海外輸出がうまくいかない事を考えると、少しはマシな対応だといえるのではないだろうか。
ただ、いなくなっても構わない人材ということは、期待されていないのだろうな。
さておき、ミュセルとペトラルカが可愛いから、いいんじゃないかな。
[more]
現状を理解した慎一はオタク文化を広める事とそれによる社会への悪影響で頭を悩まされる事になるのだろうか?絶対的な価値観を持ちあわせておらず、オタクにありがちな反骨精神は持ち合わせていそうなので、どう行動するかが楽しみだ。
気になるのは日本政府が何を求めているのかという事だな。簡単に考えれば、有効活用されていないだろう資源を輸入したいのかもしれないが、超空間通路が狭いことを考えると現実的ではないと思う。となると魔法だろうか?こちら側での魔法は使用可能なのか?
そういえば、アニメでは分からなかったけど、作中時間では民主党政権時代なんだね。仮に物語の開始と発行日がリンクしているとしたら、9ヶ月前に東日本大震災が発生しているわけで政府としては異世界なんかにかまっている暇は無いということかな。
似たラノベとして『ゲート』を読んだけど、こっちは世界中にバレていないんだよね。その分、超空間通路が狭く、行き来も難しくなっているけどな。
そもそも超空間通路は自然に開いたものなのか?神聖エルダント帝国が開けた描写は今のところ全く存在していなかったしね。 -
ヒロイン達がひたすらに可愛いラノベかな
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これもまた一筋縄でいかない設定と世界観が素敵。
ラノベらしいラノベで(勿論褒め言葉)楽しいです。 -
アニメ見て購入.文章の方が(榊一郎さん)良いかな.
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こんなにすぐ受け容れられるのかわからないけど、なかなか裏のある話だった。
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ちょっととばしまくり気味だけれど、本質的には世界にアニメをもっと輸出しようとしている政府関係の動きとか考えれば、現実的な話なのかもしれません。(^^;
文化の輸出の難しさってのかな。
オチにアクション的要素もあるけれど、文化の違いを愉しむのがすじかも。 -
電子書籍
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異文化交流ラノベ。面白し。