- 本 ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063752045
作品紹介・あらすじ
僕が入学してしまった高校は、生徒数8000人の超巨大学園。その生徒会を牛耳るのは、たった三人の女の子だった。女のくせに女好きの暴君会長、全校のマドンナである副会長、そして総額八億円もの生徒会予算を握る不登校児・聖橋キリカ。会長によってむりやり生徒会に引きずり込まれた僕は、キリカの「もうひとつの役職」を手伝うことになり……生徒会室に次々やってくるトラブルや変人たちと戦う日々が始まるのだった!
感想・レビュー・書評
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総生徒数八千人という超マンモス校の、八億円の予算を抱える生徒会の少年少女の話。
1巻ということで、出逢いというかきっかけというか序編というかのはずなのだけど、しっかりドキドキハラハラしました。クライマックスの場面なんか、スポーツ観戦のいい試合を見てるかのような高揚感だった。次巻以降も期待しちゃうなー。
女の子たちのキャラもよかったし、主人公のヒグラシくんのツッコミ体質もいい塩梅。
それにしても、うさぎのひかげくんかわいいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
優秀な姉と比較される事を避けるために、下調べもせず入学したのは
生徒数が効いた事もないような巨大学園。
しかし、その頂点に立つのは3人の少女。
きっかけはよくある、休んだ人へのお届け物。
しかし、向かったのは家ではなく生徒会室。
そこに住み着いてるお金の妖精さん…もとい、会計。
そこから芋づる式に出てくる生徒会の面々と…怪しげすぎる女子生徒達。
これだけ聞けばハーレム状態なのに、まったくうらやましくない。
むしろ怖い…これは近づきたくない。
いや、このモードにならなければ近づいてても大丈夫ですが。
個性ありすぎる女の子達と、たまにでてくる姉。
なのに、そこに没する事無い性格…性格?
脳内のひらめきがすごいですというか何と言うか。
まさに詐欺師。
腕章は詐欺師でいいと思いますw
そのまま日常が続いていますが、3つくらいの事件?
どれもこれもなるほど、という感じはありますが
一番どん引きするのはお父さんかと。
家族愛じゃなくて、純粋ラブですか!?
そしてなぜ騙されるんだ…お馬鹿すぎる。
8億円という数字がでかすぎて、そうですか、で終わってしまいますが
最後の8億円に関わる人達の台詞は、リアリティーがあります。
さすがに運営費だと言っても、疑惑の目でみますね、普通。 -
「神様のメモ帳」の杉井光が贈る学園探偵もの。
・・・え、探偵?これ、カブってね?って思うかもしれないが、「生徒会探偵」だけあって主人公は学校に通ってる(←ここ大事)し、神メモと比べるとかなりライトで何というか、ダダ甘レベル。
ただ、作品の雰囲気だとか探偵がモニターの前に常駐してるのは一緒なんだけど・・・
こちらも魅力的なキャラが沢山出てきて、面白い。なんかNEET探偵団以上に残念なメンツなんだけど。
そしてキリカの親父www登場人物やノリは神メモと比べるとライトノベル!って感じ。神メモの重い感じに挫折した人にはオススメ。 -
杉井光さん全開。恐らく、講談社ラノベ文庫の顔になっていくと感じるほど面白い。神メモやさよならピアノソナタとはうって変わって、ボケが暴走過剰制御不能でツッコミまだー?状態。なのに話はしっかりしてて、最後にはグッと引き寄せられる展開が待ってるんだから憎いぞ杉井光。キャラクター達も個性的すぎて魅力的すぎる。次巻もかなり期待大!!
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6まで。朱鷺子さんすき
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おもしろかった! でも22万円事件とキリカ父襲来事件が立て続けだったので、なんだか話がどんどこ進むなあ〜という印象もあった。神メモ読んでる感じだと、キリカ父襲来事件は1冊だけで出しそうなんだけど。短編二つくっついたみたいな印象?んん?多分22万円とキリカ父に関連がなかったからなんだろうけど、普通に考えたら個々の大事件にそんなに関連性あっても不自然だし、別にこの二つの事件が独立しているのはいいのか。ただなんとなく、一巻として出しているから何かしら関係あるのかなって勝手に想像してしまっただけだった! とにかく、キリカとの仲は深まってなによりだ。2巻も見つけないとなー!
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主人公のツッコミが冴え渡り、ちょっとしたコントを見ているようなテンポの良さ。なのだが、やはりワシは、鈍感主人公のハーレムラノベが苦手なのかもしれない。現実感を求める気は無いけど、余りにも無理を感じてしまう。その分、探偵要素などが傑出していれば別の魅力を感じられるのだが、アッサリし過ぎて残念なことにワシには響かなかった。主人公を軸にした会話劇が楽しかった感。
著者プロフィール
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