アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者2 (講談社ラノベ文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 263
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063752113

作品紹介・あらすじ

富士の樹海にあいた異世界への通路、その先は『神聖エルダント帝国』に、ドラゴンが空を飛ぶファンタジー世界へ通じていた。この異世界へ日本政府の要請でオタク文化伝道をすることになった加納慎一。最初の混乱と騒動をなんとか乗り越えて、じょじょにハーフエルフの美少女メイド・ミュセルや美幼女皇帝ペトラルカとの親睦を深めていき、いい感じになりつつあったが、そうは世の中、甘くない。実は異世界はいまだ戦争状態、ほかの国からスパイが潜入。さらに政府の裏の意図に気づき、だんだん耐えられなくなっていく慎一が取る思い切った行動に、日本側も冷酷な反応を返してくる。今度こそは、プロ対プロの本気の戦いが勃発する。

感想・レビュー・書評

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  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    前回終わりにテロに遭遇した慎一は色々と思うことがあるようだけど、取り敢えずはオタク教育のための学校を設立したようだ。
    しかしながら学校に入学する生徒を貴族に限定しなかったことで問題が発生し、さらには神聖エルダント帝国外からのスパイらしき人物も登場し、着々と舞台が整ってきたようだ。
    そんな中で想像していた以上に貴族、エルフ、ドワーフといった生徒達に浸透し、のめり込み過ぎたことが問題へと発展する様子を見た慎一は大きな決断をしたけど、それが正しかったのか。
    生粋のオタクである慎一はオタク文化が政府の道具として扱われることが気に入らないのかもしれないし、発生した問題を解決しようとしただけなのかもせれないが、エルダント帝国にとっては大きなアドバンテージになるんだろうな。
    日本政府は政権交代がした後に発見されたみたいだから民主党時代なのだろうが表沙汰にはできない部分に力を入れているのが逆に印象的だったな。政府というよりも一部の集団が動いているだけだったりしてね。
    それにしてもこの物語は何処まで言ったら終わるのだろうか?着地点が見えんね。
    どんな結末になるのか楽しみだ。

  • 2 冊目にして、副題の内容がシビアに出てきましたね。
    キャラクターで薄められているけれど、実質思想侵略の話ですから。
    更に、最後にそっち方面に行くのかという、意外な展開もあります。
    さすがの作家歴の長さってところでしょうな。

  • 侵略云々なんかどうでもいいんだよという気分にさせてくれるなあ。

  • 面白いんですが、うーん…キリスト教差別的表現がちょっと気になるかな。
    作者さんの意図は別にあるのかもしれませんが。

  • ケモノっ娘。ありだと思います。

  • じわじわと深まる面白さ。
    しかし、二巻は通過点という印象で、新キャラもあまり活きてなかった。次巻の表紙を見る限り、活躍の場は次回にお預けみたいだが。
    本作を読んでると、設定がいかに大事か、を痛感できる。

  • 若造がくだらない綺麗事をダラダラ垂れ流してる話

  • 中世ファンタジー的な異世界をオタク文化侵略!! なライトノベル第2巻。軋轢に端を発するゴタゴタのとりあえずの着地点。そして絵師獲得による新展開が楽しみで仕方ない。

  • 色々と穴のある話ではあるけど、キャラ萌えで成立する話ではあるしな。
    獣娘とか。

    あと、この状況で輸入は無理ではないかな?
    昔の不平等条約状態になるのではないかと。

    どうやってこれを回避するか、ある意味意地の悪い楽しみ
    ではある。

  • 今回もなかなか深い切り口で。日本の政治屋って役に立たないのにホントめんどくさいやね。まぁあくまでイメージなんでしょうが現状そんな感じだから仕方ない。美埜里センセーのオタク教育、というか完全にソッチ方面の強化教育(笑)が面白かったかな。何気にこの人も楽しんでるんじゃなかろうか。あと今回もミュセル可愛いよミュセル。ところで最終的にエルビアは放置のまま?(笑)

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著者プロフィール

第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作「ドラゴンズ・ウィル」でデビュー。主なシリーズに「スクラップド・プリンセス」「ストレイト・ジャケット」「棺姫のチャイカ」の他、「アウトブレイク・カンパニー」(講談社ラノベ文庫)などがある。

「2019年 『妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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