好敵手オンリーワン1 (講談社ラノベ文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063752182

作品紹介・あらすじ

桜月神社の一人娘、桜月弥生。天都教会の一人娘、天都水貴。近隣でも有名な美少女二人と孝一郎は幼なじみである。家族のように仲良く過ごしていた三人だが、孝一郎の不用意な一言をきっかけに、二人はことあるごとに対抗するようになる。テストの点数、体育の授業、ラブレターの数まで、ありとあらゆることで勝負を繰り広げる。そんな不毛な争いに審判役としてつねに巻き込まれる孝一郎だが、二人を止めるためのとっさの一言から、さらにやっかいなことに。それは「どちらの家がより資金を増やせるかを勝負する」というもの。賞品は-「孝一郎を一生奴隷にする権利」!!それなのに二人の事業をそれぞれ手伝わされる孝一郎の運命は。

感想・レビュー・書評

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  • 全5巻完結。
    超美少女二人に迫られて起業するライトノベル。基本リア充な話だけど、リアルな挫折の話もある。もう少し美少女二人の戦いが見たかった。ピンク色の。

  • 神社の一人娘と教会の一人娘と幼馴染の主人公。
    しかし、主人公の一言がきっかけで二人は対立することに。
    「主人公を奴隷にする権利」をかけて「どちらの家が資金を増やせるか」という勝負をすることに。

    「羽月莉音の帝国」の著者が書いているだけあって、ちょっとした経営の理念とかがでてきて、ちょっとだけ見どころはあるものの、展開は読めてしまって意外性がなかった。
    それにヒロインの二人が似たような性格で、上から目線のタイプで好きではないし、主人公が嫌々ながら従うという構図はもう見飽きた感がある。
    コメディ部分もなんかどこかでみたような感じだしね。

  • 9784063752182 291p 2012・2・2 1刷

  • 神社の娘と教会の娘はいつも勝負をしている.
    そしていつもその審判をやらされているコーイチロー君.
    彼の不用意な発言で大勝負が始まってしまった.
    賞品はなんと,コーイチローくんを一生奴隷化出来る権利.

    というわけで,美少女二人に奪われあう話ですね.
    大岡裁き的にコーイチローくんは引き裂かれてしまえばいいのに….

    しかしアレだ.
    至道流星さんの書く話は経済とか社会とか,そういうテーマばっかだな.
    で,今回はダブルヒロインということなんだけど
    どっちも強引グ・マイ・ウェイなお嬢なのでちょっと疲れるな.
    もっと癒しキャラ分を.

    それなり.

  • 会計クラスタの新しい課題図書ですが、うーん、今のところ宗教法人関係ない。。とりあえず巫女さんとシスターを出したかったのかな。家庭には持ち込みづらいイラストですので注意!

  • さすがの至道流星クオリティw
    やたらハイスペックなツンデレ系ヒロイン2人に
    そこそこスペックだけどポテンシャルは未知数な主人公が
    振り回されつつも支えてモテモテなお話w

    やっぱりビジネスの話にシフトするのですが、
    今回は展開が著者名のごとくクイックではなく、
    3歩進んで2歩下がる感じ。

    それでもやっぱ王道展開好きだけどほかの王道とは毛色の違う、
    至道節が魅力ですよねw

  • 学園ラブコメかと思ったらやはり企業、ビジネスものになるのね。
    メイド喫茶(シスター喫茶だけど)経営とか今までのものとはちょっと違った切り口で楽しめました。
    最初は外れたかと思ったんだけどねw

  • 主人公に幼馴染のダブルヒロイン、ラブコメにおいて形式美と言ってもいい構図だけど、そのヒロインが競うのが経営力とはあまり見たことないw 宗教法人というのも面白かった。

  • 神社の一人娘と教会の一人娘、そしてその間に挟まれた家に少年という幼馴染みの三角関係。
    主人公の少年の何気ない一言から両少女に対抗心が芽生え、
    幼い頃は良かった仲が何かと詰らないことに至るまで競わずにはいられない状況に陥ります。
    両少女共に才色兼備であり、二人の対決はなかなか決着を見ません。
    高校に通うようになったところで主人公のまたの余計な一言で
    両少女は少年を奴隷にする権利を賭け、何れの実家の資金を増やす勝負へと発展してしまい、
    そこから少年を間に挟んでの駆け引き、トラブルも起こる間に少女の少年に対する意識も変わり。。

    著者は起業家であった経験もあったらしく、商売のアイディアはラノベの割には凝っており
    突拍子過ぎると言う印象も抱きません。
    アイディアを凝らし、それぞれの宗教法人の資金を増やす様は面白さを感じられる所なのでしょうが、
    私個人としては宗教法人の立場を利用している様が些か生々しく感じられ、
    このご時世での宗教法人の優遇ぶりに疑問を覚えるので素直に楽しめませんでした。
    宗教でこんなにも商売っ気を前面に押し出して許されるのだろうかと。
    勿論現実に宗教団体も資金繰りには頭を悩ますでしょうし、活動はしているでしょう。
    しかし、そうした団体がコスプレ喫茶を開き、媚びを売るのはどうなのだろうかと。
    これが商売ごっこを感じさせる展開であれば、逆に作り事だからと笑って捉えられたのでしょうが、
    なまじ著者の経験を活かし、現実味を持たせていることで生臭く感じられたのでした。
    その辺りの匙加減が些か間違えているのではないかなと。飽くまでも個人的印象ですが。


    二人の少女の万能ぶりはよくある事ですが、実は主人公も結構なスキル持ちです。
    勉強に関しては突出していませんが、料理上手であったり、常識的で両少女の歯止め役であるとか。
    少女の危機に果敢にも暴力団事務所に飛び込み力を振ってみせるとか。
    しかし、両少女の気持ちには鈍感です。お約束ですね。
    また、両少女は素晴らしいアイディアを思いつき、実行するだけの才覚が有りながら、
    ころっと"大人”に騙される流れが却って不自然で非現実的に捉えられました。

    全体的にアイディアは面白いが、物語の展開にボタンの掛け違いがあると感じられたので
    可もなく不可もなし、と言うのが私の判断です。

  • このタイトルでだれがビジネス本だと思うよw

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著者プロフィール

小説家、会社経営者、投資家。
第7回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆SSガール』(『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中)にてデビュー。
著書に『大日本サムライガール』『東京より憎しみをこめて』『世界創造株式会社』(星海社)、『羽月莉音の帝国』(小学館)などがある。

「2017年 『勇者の武器屋経営 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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