雨乞い部っ! 1 (講談社ラノベ文庫 あ 3-1-1)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063752274

作品紹介・あらすじ

晴れ男の照島陽太は、雨を降らせて憧れの柚香先輩の下着を透かせたいという邪まな気持ちと、クラスメイトの虹町にたきつけられた勢いで、雨乞い部に入部してしまう。部員は柚香先輩を含めた上級生3人と、陽太と虹町を含めた新入部員3人というマイナーっぷり。だが雨乞いは政治や経済をも左右する神聖な競技であり、スポーツとなっていた。厳しい練習、難しい舞、陽太の青春は辛いだけだった。雨乞いを成功させられないまま、陽太は強豪校が揃う関東大会個人戦にエントリーされることになった。だが、その大会中にとんでもない事故が発生。雨乞いが結ぶ、友情と恋の行方は…!?汗と涙と雨に濡れる、異色の青春スポーツラブコメディ。

感想・レビュー・書評

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  • こんな競技の部活があっても、決して不思議じゃないけど、できるようになったら気象予報士も必要なくなるな(笑)

  • 自らの水分も利用するという、脱水症状スレスレな危険なスポーツが雨乞いです。登場人物のだれも魅力がないというのが、最大の欠点かと。梅山先輩がただのいい人なのが……。

  • 人体の水分を利用して雨を降らせるらしい。つまり極度の雨乞い行為は体内のミネラルバランスを失調させ健康に悪影響があると考えられる。
    また描写から察するに自然の雨雲も発生可能なようなので、質量保存の法則から雨乞い行為は副産物として渇水を招くであろう。雨乞いが盛んな関西地方ではうどん用水を求める香川県と他府県との仁義無き抗争が繰り広げられていると確信する。

  • 馬鹿馬鹿しい部活モノ。ベテランらしく、隙のない流れではあった。
    でももう少し、グッとくるものが欲しかったな。消化不良。

  • 雨乞いがスポーツに!w 世界観の作り込みはさすが。

  • 雨乞いをスポーツに昇華させ、かつスポ根ラブコメに持って行くあたりはすごい発想だと思います。が、いくらラノベとは言え文章が軽すぎる気がします。コメディであることを勘案しても、すこし悪ふざけ的に見えてしまいます。

  • 2012 4/18読了。WonderGooで購入。
    表紙とタイトルにつられて買ってみた本。
    大気中の水蒸気を集めて雲にできる機械が発明され、雨乞いがマイナースポーツとして成立した世界。何一つやる気もなく高校生活を送るつもりだった主人公は、その雨乞い部に入部することになり・・・。

    『雨乞い部』な割になかなか雨ふらないところとか、色々簡単にはうまくいかないところとか、一筋縄ではいかないのはまあアリなんかなあ、と思いつつ、いまいちノリきれなかった。
    可愛くない巨漢の女性キャラが割りと重要ポジションにいて、ってのはラノベにしては珍しいのでそこはいいんだけど、主人公があまりにぱっとしない人物なのでそれが読者にも移ってくるのかも知れない。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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