神様のお仕事 (講談社ラノベ文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 59
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063752922

作品紹介・あらすじ

ただの高校生だった真人が突然神になっていた。そこに現れた下級生の黒須千鳥は「我が神社の神となってください」と彼に懇願する。千鳥は黒須神社を守る巫女だった。何の取り柄もない自分が力になれるのならばと話を引き受け、神の仕事を始めるのだが…。なんと、神の仕事はポイント制になっていて、貯めれば貯めるほど位が上がっていくシステムだった!どこかの商店かよ!?参拝客のお願い事を叶える仕事から、土地を守る仕事まで。他の神とのいざこざも絶えず、神さまの仕事は意外とハード。そんな中、街に禍をもたらすという疫病神が現れる。倒せば高得点を貰えると燃える千鳥だが、真人は…。第2回講談社ラノベ文庫新人賞"大賞"受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 神です。押しかけ巫女です。っちゅう話。
    なんとなくストライク ザ ブラッド風味やな。

  • 少年が不意に神になって人々のお願い事を叶えていくお話。神様の世界と言ってもいろいろ世知辛いようで。キャラ付けとか(笑)オチもそうきたかーって感じで。そういう心情なのは文中にも出てたけど、まさか行動の理由までそう来るとは。すんなり読めてなかなか面白かったです。

  • なんだか突然に神になった高校生と
    その神様に神社を用意して仕えますという巫女の
    人助けとかなんだかんだ.

    ちょっと初見だと巫女ちゃんが確信犯的で気持ち悪いんだけど
    途中からジワジワ来るわ.
    街に居る他の神様が出オチ気味なのが何柱か.
    筋肉神と熱血神は今後の出番はあるのかしら?
    狼さんっぽいのと幼女っぽいのはまだ出そうだけど.

    さて,この「神様育成シミュレーション」はどう転がっていくのかにゃ?

  • 第2回講談社ラノベ文庫新人賞《大賞》受賞作品

    非常に楽しく読むことができました。

    ふと気づいたら神になっていた高校生と巫女である少女が、不慣れな神様としての仕事をこなしていくといったあらすじ。

    しっかりとファンタジーをしながらも、決して現実離れではないという印象です。
    新人作家さんではありますが、勢いだけではなくバランス感覚に優れているんだと思います。ラブコメであり、ファンタジーであり、バトルでありと様々な要素が継ぎ目なく出てきてするすると物語を読んでいくことができました。
    登場人物は人間の側も神様の側もとてもイキイキとしていて、しっかりとした信念のもとで行動しているようでとても好感が持てました。

    今後の展開とともにヒロインの千鳥がこれからどんどん可愛くなっていきそうな雰囲気で、続刊に期待したいと思います。

  • とっても好みで面白かった!

    突然神様になって、困惑する主人公の元に現れた黒須神社の巫女・千鳥により、黒須神社付きの神様になることに。

    王道な感じなんだけど、キャラクターがしっかりしてるから楽しい♪

    冒頭の主人公の神様発言は、そりゃ友達からしたら厨二発言だよねって感じで、生温かい反応が楽しい。
    他の神社の神様がキャラづけのために語尾が変だったりとか必死すぎww

    何より巫女さん真っ黒だね!
    腹黒ってより、愛ゆえの天然の黒さww
    主人公に従順そうに見えて、その実割と手段選ばないし、当然のごとく不法侵入かましたり、色々と愛が重いよ!

    けど、いざというとき主人公の意思を尊重してくれて、スペック高いヒロインがいいね。

    神様の世界も色々ありそうだけど、これからが楽しみ♪

  • 「かみちゅ!」に代表される、“ある日とつぜん神さまになっちゃいました”パターンの日常ファンタジー。
    ヒロインのはずの黒須千鳥の真っ黒なツンデレぶりがすてき。神社の同居人やご近所の神さまや巫女さんなど、オーソドックスではあるけれど良い感じに配置が終わったところで終わりなので、次巻は読者の予想を覆すような展開を期待します。

  • 第2回講談社ラノベ新人賞〈大賞〉授賞作 読了です。

    ~あらすじコピペ~
    ただの高校生だった真人が突然神になった。
    そこに黒須神社の巫女・千鳥が現れ、
    「我が神社の神となってください」と懇願する。
    力を持て余していた真人は話を引き受けるが……。
    神の仕事は参拝客のお願い事を叶える仕事から、土地を守る仕事まで。
    他の神とのいざこざも絶えず、意外とハードだった。
    そんな中、土地に禍をもたらすという疫病神が現れる。
    倒せば神としての位が上がると燃える千鳥だが、真人は……。


    感想としては、
    ライトノベルの大賞とはこうあるべきみたいな、
    非常にシンプルで王道、クセのないライトノベルでした。
    すばらしい。

    読み始めの初っ端から気になることが多々あり、
    でもその辺を放置気味にレギュレーションからゆっくりと、
    説明臭くならない程度に解説していき、
    あからさまな伏線とちょっとした伏線を上手く混ぜながら
    小出しにしていくあたりがかなり優等生。
    エピローグで気になる伏線を全て回収してすっきり終わらせとこが、
    すごくきれいでした。

    キャラはラノベ的に凡庸ではありますが、
    主要キャラはうまく動かせてたかなと思います。
    ウツロとその他雑多なキャラの『動かされてる感』が
    少々気になりましたが、単巻で考えればそんなもんかなとも思います。

    難があるとするなら、最後のひと山が若干低いかなーってとこ。
    もう少し派手にというか、盛り上がってほしかったかな。
    少々あっさりとした結末が若干拍子抜けでした。

    まあでも、エピローグの来るべきオチが来たことで
    自分は満足してしまいましたが。

    若干HJの受賞作みたいな匂いもするので、
    次回作、続編にはちょっと不安も感じますが
    読んでみたいですね。お待ちしてます。

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