- 講談社 (2013年5月2日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784063753066
作品紹介・あらすじ
謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。そこにオタク文化を浸透させようと創設された交易会社〈アミュテック〉に新たなメンバー・ヒカルが加わる。ヒカルは、容姿端麗、コミュニケーション能力ばつぐんで、あっと言う間に宮廷でも学校でも人気者になってしまう。ヒカルの手によって、エルダントのオタク化はさらに加熱するが、同時に負の側面までもが出てきて!?
謎の『穴』で日本とつながってしまったファンタジー世界の『神聖エルダント帝国』。そこにオタク文化を浸透させようと創設された交易会社〈アミュテック〉に新たなメンバー・ヒカルが加わる。ヒカルは総支配人・加納慎一の補佐という立場だが、容姿端麗、コミュニケーション能力ばつぐんで、あっと言う間に宮廷でも学校でも人気者になってしまう。ヒカルの手によってもたらされた、新たなオタグッズでエルダントのオタク化はさらに加熱するが、同時に負の側面までもが出てきてしまう。時を同じくしてエルダントでも事件が発生し、慎一はまたもや危機の中に。そこで慎一が取る最後の手段とは!?
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
前回に色々とあったが、今回は神聖エルダント帝国での物語となっている。しかし、ほのぼのとは行かず、前回に少しだけ語られていた新キャラ「光流」の物語だった。
新キャラには見事に騙されたね。
以前の感想で文化侵略のことをアヘン戦争みたいだなと書いたことがあったが、今回の物語の中でそのままアヘン戦争という記述があったことには驚いた。著者は最初から意識して書いていたのだろうか。
しかし、異世界における特殊性には光流も対抗できなかったみたいだ。光流も慎一とともに自分が行ったことによる結果を確認し、感じることもあったみたいだし、これからは慎一と光流を<アミュテック>の両輪としてうまく運営する事ができれば良いんだけどね。
的場さんがどのような立場にあるのかが非常に気になっている。完全な政治家寄りというわけではなく、慎一寄りというわけではない両者の間で上手くバランスを取っているようだけど、排除されることはないのだろうか。
的場さんがいなくなると慎一的には結構辛くなる気がするんだよね。
最後の慎一による演説には思わず笑いそうになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本側の新キャラ登場編。
ま、もともと痛めのシリーズなんだけど、更に痛い人が出てきたなぁって感じ。
こういう人の方が実際にいそうだよね。(^^;
ま、キャラクターとして本当に需要があるかはわからないけれど。 -
オタクの自虐ネタ。
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仕方がないことだとは思うのですが、そろそろ「アッー」とかホモネタを笑いに使うのはやめませんか(苦笑)
あと違法コピーを平気でするのはどうかと…。
内容は面白いだけに、ここが引っかかりました。 -
既読漏れ追加。
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アニメ化かぁ。。。なんかぐだぐだになって終わりそうな気がするなぁ。
結局のところ単なる萌えアニメになって。
文化侵略とか経済の部分を中心にもっと掘り下げられれば画期的な話になるんだろうが、ターゲット読者層を想定するとそれも難しいしねぇ。
素材はいいのに加工方法がありきたりなもので、いろいろもったいないネタな気がする。
気がするだけかもしれんが。 -
後書きで言い訳してるけど、イラっとくるので許さない。
異世界だからと言ってさ、
仮にも政府機関が遵法意識ゼロってどうなのよ。
マジコン使ってみたり、勝手にリパッケージしてみたり。
その辺の適当さもアレだが、なにより
カードゲームの描写が一番気になった。
アンティとバランスブレイカーとか遊戯王(原作)じゃないんだから。
どう考えたって対戦する相手が居なくなって、結果ゲーム自体が死ぬか、アンティが形骸化するに決まってる。
もろもろ気になるけど、消費者側が与えられた物をそのまま受容し過ぎているので、ライバルキャラの能力アピールにしてももう少し上手くやって欲しいと思う。
最終的には失敗するにしたって、安易に反政府組織を出すんじゃなくて、消費者側と供給側だけで何とかして欲しかった。 -
新キャラさんはあらすじで予想してた感じのとおりだった…性別以外。ややストレスの溜まりそうな展開だったけど、最後の演説でなぜかスッキリしてしまったのはなぜだろう(笑)そしてP325の挿絵にやられそうになったのはなぜだろう。…あれ、自分も洗脳されてる?この話の正ヒロインはミュセル、ヒロインはミュセル、ヒロインはミュセル。…よし。にしてもミュセルが一途で可愛くてもう。アニメ化するらしいけど、この娘が可愛く表現されてればそれでいいと思えました(小並感)。
著者プロフィール
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