ハロー・ワールド Hello World (1) (講談社ラノベ文庫)

  • 講談社 (2014年5月2日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063753769

作品紹介・あらすじ

クリスマスイブの夜。アルバイトから帰った少年・池野朋生は、家の前にひとりの銀髪の少女が倒れているのを見つけた。麗奈と名乗った彼女を、なりゆきで朋生は家に住まわせることになる。世間知らずな麗奈だが、コンピュータに非常に詳しいなど、なにやら秘密を抱えている様子。だが数日後、麗奈の姉を名乗る少女が現れ、彼
女を強引に連れ戻そうとする。どうやら麗奈は軍事企業エイジス社の最重要プログラマで、この国の国防兵器を一手に握る天才少女らしい。そして迫るエイジスの追っ手から逃れるため、朋生と麗奈たちの、行くあてのない逃避行が始まる――。第3回講談社ラノベ文庫新人賞《大賞》受賞の鮮烈な新本格ボーイ・ミーツ・ガール開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 天才の世話をする展開かと思うたら、ちゃんと逃避行してたな。姉妹ともにええ感じやった。

  • 兵器開発に関わる世間知らずの箱入り天才少女とごく普通の少年の逃避行。
    今どき流行りのお世話プレイがあっさりしてたのは意見が分かれるかもしれませんが、私は没入するのでなくドラマを見ているような距離感で全体を俯瞰できてこれはこれで良かったです。
    一方全登場人物と読者の距離感が平等な気がするのも確かで主要人物の掘り下げや内心の描写はもう少し欲しかった気もします。
    作中立場は割と世間から乖離していますが、根っこは一番常識人の純姉を気に入ってしまったので葛藤や二人に色々な意味でやきもきする姿をもう少し見たかったです。
    学園生活7割新規同業他社がちょっかいかけてくるのが3割くらいの続編が見たいですね。
    元の企業は設定上シビアな関係すぎるので最終巻以外はあまり出番多いと救いのない話になりそうですし。
    あっさりした風味を残しつつキャラクター描写のアクセントを増した続刊期待します。

  • プログラミング好きにはたまらないボーイミーツガールもの。不幸をあからさまに不幸っぽくみせない描写がよかった。あとがき曰く、もはや美術品なイラストがとても合っていた。
    オチを考えると、もっとスマートなやり方があったと思うけど、そこは神のみぞ知るってことかな。続きがあるのかは知らないけど、講談社ラノベ文庫は人気に陰りがあると容赦なく打ち切りにするから、積極的に応援していきたい。

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