終わりのセラフ4 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 339
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063753967

作品紹介・あらすじ

「美十を救う。五士を救う。小百合を救う。時雨を救う」
真昼との逢瀬を経て、グレンの決意は固まった。そんな中、ついに≪百夜教≫と≪帝ノ鬼≫の戦争が始まり、グレンの通う第一渋谷高校にも敵が押し寄せ、壊滅状態に陥ってしまった。仲間を、従者を、そして世界を破滅から救うため、グレンは≪鬼呪≫を手にする。圧倒的な力を手に入れ、≪鬼≫の誘惑に耐えながら力をふるい敵を倒していくグレン。彼は仲間を救い、運命の歯車から抜け出せるのか――?
鏡貴也×山本ヤマトが描く大人気学園呪術ファンタジー第4弾!

感想・レビュー・書評

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  • 上には上が出てくるんじゃ、すべてを守れないじゃないですか。
    極限状態のはずなのに、なんだか軽い感じがしてしまいますね。
    血みどろのはずなのに匂いがしないというか。
    みんな殺すって簡単に言いすぎるから重みがなくなっちゃってるのかも。
    でも、それこそがこの世界なのかもしれない。

  • シリーズの中では一番面白かった。

    グレンを取り巻く人間関係がぐっと濃くなり、物語の方向性が示される。人物描写に濃淡があり、視点を散らさずに話に集中できる。また、ストーリーのテンポも良く、すいすい読める。

    このシリーズは、「人間と欲望」が一つのテーマだ。「人類と欲望」ではなく、「人間の欲望」でもなく、「人間と欲望」。

    欲望をピュアに切り捨てていけば、それは非実在的なものにならざるを得ないし、無尽蔵に受け入れていけば、やっぱり非人間的なものにならざるを得ない。

    人類は、人間の欲望によって破滅するかもしれないが、その欲望の力によって再び復活するかもしれない。そんなことを考えた作品である。

  • いろんな意味で大変な巻でした。
    深夜、美十、五士達とやっと本当の仲間になれたのは良かった。
    エピローグで優ちゃんやミカ達の名前がでてきたけど、、気になるー。

    マンガから続けてラノベの4巻まで読み終わったけど、ちょっとお腹いっぱいになってきた。。
    ラノベの続きはちょっとお休みしよう。

  • 2015年読了

  • スーパーモードに覚醒! これから強敵を皆殺しだ!!
    …って話にならないのがこの作品なんですよねぇ。

    というわけで、絶望的な選択をし、鬼の力・鬼呪を手に入れたグレン。仲間達の危機を救っていきます。
    …が。それと引き換えに彼の人間性は喪われていき、人間ではない鬼へと身も心も変貌を遂げていく―

    どうしようもなくジリ貧です。グレン。
    禁断の力に手を出しても、人をやめそうになっても…足掻いても足掻いても真昼や暮人の掌の上。絶望感溢れまくってます。

    それでも折れないのが彼の強さですけれどもね。

    とりあえず、今巻は実にダーク系のラノベな展開が多くてエロかったな、とw<ひどい感想

  • そういえばアニメはどういう構成になるのだろうか
    マンガを軸に小説版を混ぜ込むのか

  • 世界の破滅が近づいてきてるけれど、グレンチームの絆が一段と深まってきてて泣ける。
    類は友を呼ぶと言うか、仲間って大事だね。
    なかなか漫画には辿り着けそうに無いけれど、最後の真昼のラブレターが衝撃的すぎて・・・・・・。
    優ちゃんたちの秘密が垣間見えた。

    暮人がよくわからない。
    好きになれそうでなれないっていう不思議な感じ。

  • 名前のついてない雑魚な人たちは秒殺されていく世界。けどそれがいい。

  • グレンと深夜さんの間にあった確かな友情…。
    美十ちゃんが今の小説版から漫画版のざっくらばんな態度をグレンに取るようになるまでが気になるし、シノアは真昼が自分の為に鬼呪の研究を進めたこともしらないままみたいだし、漫画と合わせて続きが気になる!

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著者プロフィール

「武官弁護士エル・ウィン」でデビュー。「伝説の勇者の伝説」は第4回龍皇杯獲得作品。その他作品は、「いつか天魔の黒ウサギ」「黙示録アリス」「終わりのセラフ」(漫画原作)など。

「2017年 『大伝説の勇者の伝説17 団子娘の出す答え 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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