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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784063754698
感想・レビュー・書評
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「須磨」「明石」を越えたあたりまで。源氏物語を読み始めても、このあたりでやめてしまう人が多く、これを“須磨帰り”というそうです。源氏の華々しいラブアフェアは物語の序章といえるでしょう。これからは、紫式部が数多く張っておいた伏線が動き出します。
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図書館で借りた本。感想は最終巻にて。
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紫の上がお年頃になったのでお嫁さんにして、須磨に流されたので明石の君といい仲になる。
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花散里。明石の上。
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朧月夜は、思ったよりも影が薄く残念。魅力的な人なのだけど。ただ、フジツボのことがあって光源氏が自暴自棄になるあたり、そしてそれが左遷の遠因になるあたりは、とても説得力がある。ただし、そのあたりに説得力があると、朧月夜は文句なしに被害者になるわけで、そのあたりの感覚が微妙だ。
須磨・明石と進んでいよいよ明石の上が登場する。彼女は紫の上よりも年上だと漠然と持っていたので、ちょっとびっくりした。ある意味で、もっとも重みを持つ女性であるのだから当然だけど、最初からなかなかの存在感である。自らの運命をコントロールしようと源氏にたやすくなびかないところが、百に源氏を誘ってしまうあたりが皮肉。
光源氏という人は、あんまり責任感と開始の力とかがあるようには見えてこない。何となくわかってくるのは、この物語が開くまで女性の物語であると言うこと。光源氏という人は、女性に様々な幸せと不幸を体験させる狂言回しに過ぎないのである。そういう意味では、恋愛の化身とか、運命の象徴とか言ってもいいのだろう。
2009/3/2 -
言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。
高校受験や大学受験の際、古文のお供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。 -
月2,3冊というのは正しいペースですね。
一気に読むと疲れます。なんか常にいろんなひとが苦悩してるんだもん。
でもな〜すごいと思う。源氏物語もすごいし、大和和紀もすごい。力があるひとしか描けないよねえ。
今も同じですよ。恋なんて。恋なんてさ。
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