極厚蒼天航路 11 (モーニングKCDX)

王欣太 李學仁

• 講談社 (2009年10月23日発売)

感想・レビュー・書評

[はじめさんの感想 · 2013年2月28日]

曹操を主人公にしているからだろうか、古参の人物たちが息を引き取っていくのがただただ悲しく、新たに登場する人物に古くからの人々ほどの魅力を感じることができない　　
それは私個人の問題であって、お話それ自体をどうこう言うつもりではないけれど　　

孫権、呂蒙、甘寧、凌統といった世代が活躍するのは頼もしいが、孫堅孫策周瑜魯粛といった面々程の活躍や魅力は無いように感じる　　
それもまた私個人の感じ方の問題　　
三代を背負う孫権の姿は魅力的　　
呂蒙も可愛い　　

曹操・夏候惇・夏侯淵・曹洪・曹仁という組み合わせが見れなくなってしまうのは残念で悲しい　　
この5人は、地位が上がっても、昔のような悪童じみたノリや絆でつながっていたと思う　　
世代交代というものか……　　

次が最終巻とは　　

[nicaragua-punchさんの感想 · 2009年12月29日]

魏・曹操の一生を描いた，三国志好きにはたまらないコミック。でもいきなり読んでも登場人物が押さえきれないかもしれないので，個人的には以下のステップをお勧めします。

三国無双（ゲーム）を魏，呉，蜀それぞれでクリアする
　↓
柴田錬三郎の三国志を読破する
　↓
蒼天航路を読む

きっと全体像がよくわかって，さらに楽しめると思います。

[よなるでさんの感想 · 2009年10月23日]

関さんも良いが、ここは表紙を夏侯淵にして欲しかった…。

著者プロフィール

KING GONTA。大阪府生まれ。
1992年、アフタヌーン四季賞に応募した『HEAVEN』が四季大賞を受賞、そのまま同作品でデビュー。さらに続けて同誌で『地獄の家』を発表。
1994年、モーニングで『蒼天航路』（原案：李學仁）を連載開始。
1998年、同作品で第22回講談社漫画賞（一般部門）を受賞。
2005年、単行本全36巻をもって『蒼天航路』を堂々完結。
2006年、オールカラー『蒼天航路画伝』を刊行。
2007年より、活躍の舞台をインターネットへと広げ、『ファイアキング』を連載開始。
2012年、モーニングに連載していた『ReMember』が完結。
現在、最新作『達人伝』を漫画アクションで絶賛連載中。

「2014年 『蒼天航路　急「乱世の婚礼」編』 で使われていた紹介文から引用しています。」