- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063758726
感想・レビュー・書評
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藤田第一中学校、サッカー部2年、恩田 希(のぞみ)。
天才的なテクニックを持つ彼女。しかし、どんなに努力しても、試合に出して貰えない。
どうしても新人戦に出たい彼女は、最終手段に出る。
それは、...
面白い展開で、第2弾に期待。
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「私から目 離すなよ」男子に混じってグラウンドを駆け回るサッカーの天才少女が、キラッキラのウインクを飛ばす。
「見てるんじゃねえよ 見とれてるのさ」子供たちとはしゃぐ彼女の無邪気な姿に少年が目を細める。
もだえた。中学生のくせに格好良すぎ。
サッカー部のただ一人の女子部員恩田希は男子顔負けの技術の持ち主でありながら、フィジカルの壁にぶつかって試合に出られない。監督に食い下がる彼女のために勝利を誓う少年2人。そして、対戦相手として立ちはだかるのは、泣き虫でひ弱だった彼ら3人の幼なじみ。自らを鍛え、成長した彼はサッカーを教えてくれた希に言う。「身体のでかい俺に女のお前が 適うわけがない」「その身体で何が出来る?」(まあ、彼女はすかさずビンタするんだが)当然ながら少年3人とも彼女に恋している。
荒削りだけど躍動感、爽快感にあふれたサッカーシーンと、彼らの発する熱にどきどきしっぱなし。
『四月は君の嘘』があまりにツボにはまったので同じ作者の前作も読んでみた。この人の描く少女はいいなあ。わがままで自信にあふれてて、平気で人を振り回すけど、人一倍努力していて、ここぞというときには誰よりも輝いて男を惑わせる。中学生だったら、そりゃ好きになっちゃうよ。 -
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フィジカルで後れを取り始めた中学二年生のサッカー狂女子・恩田希が新人戦の緒戦に出ようと悪戦苦闘する一巻である。
この作品が書かれた頃、2010年はいまだ2011年のあの女子ワールドカップでの奇跡など夢に思い描く頃のことだっただろう。それゆえもあってか、女子サッカーという舞台ではなく、彼女は男子サッカー部の中で悪戦苦闘している。
そこで描かれるドラマは濃密であり、上下巻構造のこのシリーズは、試合へと導くための前段を余すことなく描いている。新人戦での欠場が決まった彼女の思いは、黒板を掻き消す様で描く。この部分などは、痺れるような簡潔な美しい表現だった。
今現在、直接的にではないにせよ、続編というべき「さよなら私のクラマー」が連載されている。
この物語はその前日譚として見ることのできる、多面的な価値のある一冊である。あくまで試合というドラマの前段であるがゆえに、ここでは星四つ半相当と評価しているが、この1巻の内容もまた濃いものであった。 -
(1)~(2)。完。→売却
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1巻だけ読んでめちゃくちゃ面白かったから2巻も買いたかったのだけど、当時すでに絶版状態で手に入らなかった。電子書籍で復刻されないかなあと思っていたら、なんと新装版がkindleで登場。
2巻もやっぱり面白い! -
読んで心地よいマンガです。
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福島推薦の漫画。2巻完結で女子サッカーを題材にしている。久しぶりのマンガだが、絵も見やすく読みやすかった。
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読み返したら、ものすごい面白い!!
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せまあさで紹介されて読んだ。1巻はさほどでもない。試合に出れないサッカー女子の悔しさという内容。2巻で漫画的入れ替わりを果たし、ついに試合に登場。壁に阻まれながら試行錯誤して活躍するひたむきさが良い。最後の観衆の反応が全てを象徴している。ホロリとくる。特に高校時代に実際サッカーしていた身としては。