鉄本 -テツモト- (KCデラックス モーニング)

  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063758801

感想・レビュー・書評

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  • 青春十八切符で大垣夜行。読んだら久々に乗りたくなりました。

  • ある程度名がしれた漫画家たちが、オムニバス形式で「鉄道」をテーマにして書いた漫画を集めた単行本。なお、それぞれがもともと描いていた鉄道漫画を集めたものではなく、最初からこの本に出すことをテーマにオファーを出している形式。いわゆる「猫本」とかと同じね。

    ちなみに描いている漫画家は、僕が知っている人だけ書くと
    うえやまとち、けらえいこ、吉田戦車、安田弘之、朝倉世界一、梅吉、田島隆/東風孝広、とりのなん子、菅原洋行、若林健次、大橋ツヨシ、小田扉

    こういうオムニバス形式の場合はたいていどれか一人でも好きな漫画から入れば買っちゃうもので、今回買おうと思ったきっかけの漫画家は菅原洋行。ぶっちゃけそれ以外の人はさほど興味のある人はいなかった。

    おそらく漫画家に強烈な鉄道好きはいなかったらしく、全体的に猫本のような漫画家が自分の思いをぶちまけるような漫画ではなく、全体的に強烈な鉄道マニアである(らしい)「担当K氏」と「高瀬氏」の二人が先導して漫画家と二人で旅をし、その体験記を漫画家が引き気味に書く、という形式になっている。(「鉄子の旅」形式)

    作家陣はどちらかというと、普通のストーリー漫画というよりサブカル風の芸風の人が多く、そういう人が「作者が登場するわりとふつーの紀行漫画」を描いているのがちょっと面白かった。(特に朝倉世界一、吉田戦車)

    目当ての菅原洋行は想像通りの「よしえさん」スタイルでのんびり読めて面白かった。この人の持ち味は本来インテリ風味というか、哲学風味の小難しい話のはずなんだが、俺はなぜかこの人の日常を書いた日記形式の漫画が好き。面白いとはちょっと違う、なにかこう、リラックス出来る。

    まあ「鉄子」が作った鉄道漫画人気にあやかった作った感は否めないが、好きな作家がいればオススメ。この本に載った作品、作家自身の単行本未収録になる人は多そうなので。

  • 本屋さんでみかけたら買おうかと思ってるけどいまだ見たことない本です

  • 全体的によく出来ていて旅気分を満喫できるのだけど、インドの鉄道や、場所を限定しなうショートストリーは蛇足。

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著者プロフィール

1954年2月22日、福岡県福岡市生まれ。84年、「モーニング」のコミックオープン後期で『クッキングパパ』が入賞、すぐに連載開始。たちまち大ヒットに。連載30年以上たった現在も、さらなる面白さと温かい物語を追求する漫画人である。2015年度(第39回)講談社漫画賞特別賞、2015年度福岡市文化賞受賞。

「2023年 『クッキングパパ アクアパッツァ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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